2018年2月号
毎年恒例となりますが、年始めのシマンテック社配信ウイルス定義ファイルの状況についてまとめます。
2016年のシマンテック社でのウイルス定義ファイル更新内容の方針変更に伴い、定義ファイルに含まれる検知情報を短期間に更新する状況となり、2年続けて検知脅威数および定義ファイルのサイズが小さくなる状況となりました。これはシマンテック社の各種製品において、機械学習を含めた防御方法をはじめとした新しいセキュリティ技術が多数追加されている状況により、定義ファイルだけで防止する事への依存性が低下していることに因ると考えます。
定義ファイル情報 | 〜2013年 | 〜2014年 | 〜2015年 | 〜2016年 | 〜2017年 |
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検知脅威数 | 21672383 | 23916412 | 30756411 | 7587045 | 7448653 |
(増加数) | +6185893 | +2244029 | +6839999 | -32636123 | -138392 |
定義ファイルサイズ | 418MB | 586MB | 1045MB | 449MB | 420MB |
定義ファイル生成数 | 10236 | 9691 | 10112 | 11413 | 7163 |
※ 検知脅威数とサイズ情報は、各年1月1日現在の数値
※ サイズ情報は、UNIX系Intelligent Updater用スクリプトのサイズ
※ 生成数は、各年1月1日時点での sequence番号の前年との差
参考までに、実際本年初頭から話題となっている Spectreや Meltdown攻撃に対する定義ファイル利用による検知情報は以下の通りとなります。
2016年のウイルス定義ファイルに関連する報告
2015年のウイルス定義ファイルに関連する報告
2014年のウイルス定義ファイルに関連する報告
2013年のウイルス定義ファイルに関連する報告
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