2018年6月号
シマンテック社より、2018年版『インターネットセキュリティ脅威レポート(ISTR)』が公開されておりますが、その中で、クリプトジャッキングが爆発的に増加という興味深い記事が書かれております。
「クリプトジャッキング」とは、ハッカーがユーザーのブラウザを利用して、ビットコインのような暗号通貨を得る行為をクリプトジャッキングと言いますが、2017年末にかけて爆発的に増加し前年比8,500%と驚異的な増加率であるという内容です。
クリプトジャッキングの実行は容易で、ブラウザベースで行われます。犯罪者は被害者のMacやPCにマルウェアをダウンロードさせる必要すらなく、アクセス数の多いWebサイトに 2、3行のコードを挿入するだけで、コンピュータを盗み取って利用することができてしまいます。
そのサイトにアクセスしたユーザーは、接続している間ずっと、他人のために知らず知らずに暗号通貨のマイニングをさせられることになります。
仮想通貨発掘のための「コインマイナー」が実行されていると、デバイスの速度低下や、バッテリの過熱を引き起こし、プロセッサの処理能力が一定以上に乗っ取られると、デバイスが使えなくなることもあります。企業の場合であれば、サーバー停止のリスクにさらされることになります。
シマンテック社から、迷惑なコインマイナーに対しての防御手段ついての技術情報が公開されておりますので、ご参考にされてください。
■標的型攻撃対策ソリューション
Symantec Advanced Threat Protection(ATP)
■PC・サーバー用総合セキュリティ対策
Symantec Endpoint Protection 14(SEP)
■クラウド型メール+Webセキュリティ
Symantec.cloud(.cloud)
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