2013年7月号
面白い調査レポートをシマンテックが複数公開しましたので紹介します。
昨年に続き、日本企業における情報漏えいインシデント発生時の対応コストおよびグローバル状況を共同調査したレポートを発表しました。情報漏えいの主な発生原因は「人為的ミスやシステムエラー」で全体の64%を占めますが、被害額では、犯罪者や悪意ある攻撃を受けた場合に最大化する状況となります。また、漏えいレコード1件あたりに掛かる平均コストおよび総コストとも昨年より11%高くなる状態となった様です。
二つ目として全世界2500社、国内200社の中小企業におけるIT信頼感指数の調査結果を発表しました。ITを信頼し、モバイルやクラウドなどの最新テクノロジを積極的に導入活用する企業ほどビジネスで高い成果を上げているようです。IT信頼・活用レベルを高中低3段階に分けた場合、日本企業は低レベルよりもさらに低い活用度しかないという結果になったようです。また、面白いことに高レベル企業のIT投資額は、実は低レベル企業より少ない状況となったようです。
「安物買いの銭失い」の諺ではありませんが、短期的投資額より、十分なIT投資で得られるビジネスインパクトを重視する先見的な目線が重要ということのようです。
プレスリリース「2013年情報漏えいのコストに関する調査:日本版」
プレスリリース「中小規模企業のIT信頼感指数に関するグローバル調査結果」
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