2013年5月号
5月20日にシマンテック社より、クラウドセキュリティの新サービスSymantecO3(オースリー)が発表されました。本サービスはクラウド向けにシングルサインオン、アクセスコントロールおよびコンプライアンスの3つを提供する新しい統合セキュリティサービスと謳っております。
野村総合研究所の調査によると、ユーザがIDとパスワードを使ってログインするサイト数の平均は19.4個あるのに対し、ユーザが「確実に記憶することができる」と思っているID・パスワードの組み合わせの数は、平均3.1組程度と言われています。ユーザの多くは、同じID・パスワードの組み合わせを使い回していたり忘れないように、簡単なパスワードを設定していると思われます。そのため、もしID・パスワードが外部に漏洩してしまうと、それを悪用した不正アクセスが複数発生してしまう危険性が高まります。
企業システムの現場でも、ID・パスワードの使い回しや脆弱性は問題視されています。システムによってはパスワード桁数や文字種類、更新頻度、が細かく指定される場合も多く、記憶は困難です。さらに複数あるシステムやアプリのID・パスワードを個別に管理することは管理者・ユーザ双方に大きな負荷をかけています。SymantecO3は、このような課題を解決するソリューションとして期待されています。
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