2012年7月号
毎年恒例となっているインターネットセキュリティ脅威レポートの2011年版(日本語)がリリースされました。本レポートはシマンテック社が全世界に展開する Global Intelligence Networkで収集した各種情報を基に、1年を通した脅威活動の分析結果をメインレポートとして、PDFで提供されています。なお、昨年利用可能であった Webから自由に項目を選んで PDFレポートを生成する機能は、現段階で提供されていないようです。
レポートで明らかなように、種々のマルウェアやWeb経由の攻撃の増加は止まらない状況です。一方スパムの量は2010年から13%も減少しており、物量攻撃から巧みな標的型攻撃へのシフトが明らかな状態と言えます。これからも脅威への意識をより高める必要があると感じます。
さて、シマンテック社では若い人にも早い段階からセキュリティに対する意識を高めてもらうため、サイバーセキュリティチャレンジ 2012という新しい取り組みを始めました。高校生のチームを対象に、提供サンプルプログラムの脆弱性を見つけ、問題箇所の本来あるべきコードをまとめてレポートするというものです。
これは非常に面白い取り組みであり、このようなイベントの成果が蓄積されて将来的なセキュリティ意識や対策への高まりに発展できればよいなと考えます。
サイバネットでは、Broadcom製品に関するお役立ち情報や、サイバネットのIT ソリューションに関する最新情報やセミナー・展示会情報など多彩な内容をメールニュースでお届けしています。
この機会に定期購読をお申し込みください。