2014年6月号
ウイルス対策製品のサポートの一環として、ある特定ウイルスへの対応状況について、ご質問をいただく場合があります。
調査対象のウイルス検知名がシマンテック社製品ベースである場合シマンテック社が公開している定義ファイルごとの対応情報を基に調査することが可能です。また、実際に対象のウイルス検体を提供いただけた場合には、弊社で保有している古い定義ファイルを利用して詳細な対応日時まで確認することが可能です。
しかしながら、提供いただける情報が、他社のウイルス対策製品の検知名である場合には、調査が困難となります。これは報告製品の情報ページを確認しても詳細が分かり辛いことと、他社検知名のウイルスが必ずしもシマンテック製品検知名と1対1で対応している訳ではなく、対象ウイルスの作成方法によって全く異なる検知名となる場合があるからです。
こんな時に便利なのが、複数社のウイルス対策製品を用いて様々な検体の検査結果を公開しているサイトとなります。弊社でよく利用するのがVirus Totalというサイトであり、50社以上の製品を利用した検査サービスを提供しています。この結果から、他社検知名でシマンテック社での検知名を絞り込むことが可能となり、大まかな対応時期までが分かる状況となります。
皆さんも怪しいファイルを見つけた場合、上記のようなサイトで各社の検知状況を比較されてみてはいかがでしょうか。
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