2012年9月号
シマンテックは世界24ヶ国、13,000人以上のユーザ実体験に基づくネット犯罪に関するアンケート結果をまとめた2012年版『ノートン ネット犯罪レポート』(英語PDF)を発表しました。本調査は主にネット犯罪がユーザに与える影響、ネット犯罪の動向ならびに、セキュリティへの対応状況と効果を把握することを目的としています。
過去1年間でネット犯罪に巻き込まれた成人は世界で約5億5,600万人とヨーロッパ連合加盟国の全人口を上回り、世界中で1秒間に18人、毎日150万人以上が被害にあっている計算となります。これはネットを利用する成人の46%にも相当する数字となります。また、直接的な被害総額も1,100億ドル(約8.6兆円)に達し、1人当たり平均197ドル(約1.5万円)にあたります。ネット犯罪も時流に乗り、ソーシャルネットワークやスマートフォン、タブレットなどのモバイルデバイスを対象とした「新しい」メディアの攻撃が増加しています。
例えばこれらメディア利用中の5人に1人(21%)が被害者となり、ソーシャルネットワークのユーザの 39%がプロファイル情報などへの攻撃の被害に遭っています。
旧来のPCなどで慣れたセキュリティ対策と比べ、新しいメディアでの犯罪や攻撃に対する知識が不十分であり、セキュリティ対策の必要性やその方法すら認識されていない実状があるのではないか、と推察されます。このレポートが今後のセキュリティのあり方の参考になれば幸いです。
2012 年ノートンによる調査: ネット犯罪の年間被害総額は推定 1,100 億ドル
『ノートン ネット犯罪レポート』 (2012年版、英語PDF)
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