2010年8月号
シマンテック製品でウイルス定義ファイルや関連モジュールの更新を行う場合、一般的にLiveUpdateを使うことが多いと思います。
LiveUpdate経由で配布されるウイルス定義ファイルは、認定済みウイルス定義ファイルとも呼ばれ、シマンテック社内での品質保証テスト全項目に合格したものが対象となり、法人向け製品では1日1回(SEP製品などは 3回)程度配信が行われます。
ISPなどのサービス事業者では LiveUpdateに加え、Rapid Releaseによる配信の利用が多く見られます。Rapid Release では提供頻度を高めることを優先し、シマンテック社内で最低限の機能テストを経て配信されます。そのため Rapid Releaseの配信状況は、世の中のウイルス発生状況を映す鑑ともいえます。実際 2009年12月29日の83回をピークに、2009年12月〜2010年2月頃は1日55回程度配信され2010年4月以降は1日平均35回と比較的落ち着いた状況となっています。
上記URLでは、シマンテック社サーバー系製品の一部に含まれるLiveUpdateモジュールで、2011年4月30日以降に正しく動作しなくなる問題が公表されています。該当製品をご利用の方は、早急にバージョンアップされることをお勧めします。
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