2016年2月号
2016年2月1日、世界保健機構(WHO)は、中南米で流行しているジカ熱と関連する先天的異常について、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を宣言しました。この宣言が発令されて以来、シマンテックセキュリティレスポンスはWHO事務局長の言う「異常事態」に関する世界中の不安につけ込もうとする悪質なスパム活動を確認しています。
悪質なスパムメールは、ブラジルの健康と福祉に関するWebサイト「Saude Curiosa(奇妙な病気)」から送信されたと称しています。ボタンに隠されたリンクをクリックすると、URL短縮サービスのBitlyを介して、ファイルホスティングサービスDropboxにリダイレクトされます。ユーザーが感染すると、JS.Downloader は侵入先のコンピュータに追加のマルウェアをダウンロードしようとします。
対処方法としまして、ジカ熱を題材にして大量送信されるメールに用心し、以下のベストプラクティスに従うことをお勧めします。
シマンテックの保護対策として、Symantec Email Security.cloudをお使いであれば、こうしたスパムメールから保護されています。シマンテック製品とノートン製品は、今回お伝えした悪質なファイルを JS.Downloader として検出します。
Symantec Email Security.cloud
ジカ熱の流行に関する不安を悪用して拡散するマルウェア
サイバネットでは、Broadcom製品に関するお役立ち情報や、サイバネットのIT ソリューションに関する最新情報やセミナー・展示会情報など多彩な内容をメールニュースでお届けしています。
この機会に定期購読をお申し込みください。