2014年3月号
先日シマンテックから「Android版 RATから枝分かれした Dendroid」という題目で、Android環境を取り巻く新たな脅威の情報が公開されました。
“Dendroid”というツールキットを利用すれば、Android端末のリモート操作が可能となり、アプリの起動や自動架電・通話の録音など様々なことを行えます。しかし問題なのは、ツールキットであるため他のアプリへの組み込みが可能であり、この点がアンダーグラウンドフォーラムで注目を浴びているということです。
シマンテックの情報公開に呼応するかのように、Google Playから、このツールキットの機能を組み込んだDendroidマルウェアが複数発見されたというニュースが流れています。もはや、公式アプリの配布場所でも決して安全とは言えない状態になっています。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)「2013年度 情報セキュリティに対する意識調査」報告書によると、セキュリティソフトやサービスの導入は約4割程度となっており、まだまだガラケー感覚の延長で利用されている方も多いようです。
スマホのセキュリティ対策を今一度確認されてはいかがでしょうか?スマホからの間違い電話、もしかしたらマルウェアかもしれません。
Android版 RAT から枝分かれした Dendroid
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