2016年4月号
セキュリティ系の情報発信を行っているシマンテック社のブログに記載があるように、今年に入ってからランサムウェアが猛威を振っています。米国では、FBIがランサムウェアのインシデントの増加についての警告を発しているように、脅威数自体が急増していますが、標的型攻撃の手法を利用したランサムウェアが発見されるなど攻撃手法も日々進化しています。日本でも日本語に対応したAndroid版のランサムウェアが発見されるなど今後、ランサムウェアによる被害は増加すると思われます。
ランサムウェアは侵入後、データを暗号化し、復号するためと称して、身代金の支払いを要求します。FBIがランサムウェアに感染した場合は身代金を払ったほうがよいと発言したとも言われるように、感染してしまった場合、データ自力で復号することは非常に困難です。米国ではランサムウェアに感染した企業や病院、警察(!)までもが身代金を払って、データを取り戻したという事件があるほど。
しかし、身代金を払っても確実に復号できる保証はなく、データを取り戻すことは困難かもしれません。ランサムウェアに感染した場合の影響は非常に大きいため、感染しないための対策が必須となります。
これを機会に、セキュリティ対策を改めて見直されてはいかがでしょうか。
シマンテック社のブログ「Security Response」
標的型ランサムウェアという新しい傾向を示す Samsam
ヨーロッパで広く拡散しているランサムウェアが日本に上陸
サイバネットでは、Broadcom製品に関するお役立ち情報や、サイバネットのIT ソリューションに関する最新情報やセミナー・展示会情報など多彩な内容をメールニュースでお届けしています。
この機会に定期購読をお申し込みください。