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重要なお知らせ 新型コロナウイルス感染拡大にともなう電話問い合わせについて

メーカー系販売会社T社 携帯電話をスマートフォンへ。
180台導入後に見えてきた2つのリスク

課題

携帯からスマートフォンへの切り替え。リスクが見えないまま一斉導入

機械メーカーの販売会社であるT社は、全国の主要都市に営業スタッフ180名を抱える中堅企業。営業スタッフは会社から貸与されたノートPCと携帯電話を日々の営業活動に使っていた。今まで何度か、携帯電話会社からスマートフォンへの切替え提案を受けていた総務部は、営業部と相談し、古くなった携帯電話をスマートフォンへ切り替えることを決定した。

携帯電話の替わりとして導入されたスマートフォンは、その便利さから、日常的なメールの送受信、SFAへのアクセスや登録など、営業は様々な用途で活用し始めた。
導入から2ヶ月、総務部の想定を越えたスマートフォンの活用に、運用ルールづくりと併せて早急に盗難、紛失のリスクヘッジやセキュリティ対策を立てなければならなくなった。

リソース不足の情報システム部門に課せられた、スマートフォンの管理


一方、情報システム部には、営業に貸与したスマートフォンに早急にセキュリティ対策をして欲しいとの依頼があった。セキュリティ対策といっても、初めて導入したスマートフォンには、どんなリスクがあるのかイマイチわからない。営業部門に利用方法をヒアリングすると、社内の様々な機密情報へのアクセスが可能であり、スマートフォン上にも機密情報があることがわかった。すぐにでも、ノートPCと同様の紛失対策とセキュリティ対策をとらなければならない。

T社では過去に機密情報の入ったノートPCが紛失し、情報システム部門が大変な思いをした経験があり、あの悪夢を二度と経験したくない。

しかし、情報システム部は、現在のPC管理に加えセキュリティ対策、ソフトウェアのライセンス管理、トラブル対応などのサポートで手一杯な現状で、更にスマートフォンの管理までとなると、まったく手が回らない。「早急に対策を・・・」と思いながら、日数だけが過ぎて行き、営業のスマートフォン活用が活発化するばかり・・・。

課題のポイント

  • リスク対策をしないまま、営業へスマートフォンを貸与した。

  • 情報漏えい対策として、早急に盗難・紛失対策をしなければならない。

  • 情報システム部門は、現在のタスクに加え、スマートフォンの管理もしなければならない。