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鹿島建設株式会社さま グローバル展開する海外土木支店のIT資産とセキュリティ状態を一元管理


鹿島建設株式会社 海外土木支店 管理部 企画・総務グループ 課長 大塚 暁氏、課長代理 鈴木 康之氏(写真左から)

鹿島建設の事業概要


総合建設会社の鹿島建設株式会社(以下、鹿島)は、建設、開発、設計・エンジニアリング事業を国内外で展開するスーパーゼネコンの一角である。1840年(天保11年)の創業以来、霞が関ビルや恵比寿ガーデンプレイス、「東京駅丸の内駅舎」の保存・復原工事など数多くの大型プロジェクトを手掛けてきた。

国内のみならず海外においても、50年以上の歴史を持つ鹿島USA社をはじめ、ヨーロッパ、アフリカでも事業を展開しており、最近はアジア経済の成長を背景に、シンガポール、タイ、インドネシア、台湾等での案件が増えている。

日本国内はIT資産管理ツールを導入済み、でも海外土木支店は対象外…


海外土木支店 管理部 大塚氏
鹿島では、社員はもとより、関連会社や協力会社、社外人材といった関係者全員のセキュリティ意識の向上を継続的に図っている。その活動目標の一つに「潜在的なリスクを洗い出して、その防止を先手管理すること」があげられる。

「海外土木支店の情報セキュリティは潜在的なリスクだと考えていました」と語るのは、 海外土木支店 管理部 課長 大塚 暁氏だ。海外土木支店は、台湾、シンガポール、ベトナム、インドネシア、ミャンマー等に営業所を展開しており国内に約70名、海外拠点に約80名が在籍している。

「国内勤務者のPCのセキュリティ状態は社内のIT資産管理ツールで常時把握できますが、海外拠点のPCはツールが利用出来ず、現地スタッフがExcelを使って管理していました。」と、鈴木 康之氏(同部所属 課長代理)は説明する。セキュリティ対策ソフトも各拠点で独自に導入しているため、セキュリティ状態を一元管理することが困難であった。


海外土木支店 管理部 鈴木氏
「Excelでの管理だと、セキュリティパッチやWindows Updateの適用状態までは把握できません。問題があるPCを踏み台にした社内ネットワークへの侵入リスクの懸念がありました。」と鈴木氏は語る。海外拠点のPCのセキュリティ対策状況把握にクラウド型IT資産管理ツールの有効性を認めていた同氏は、2012年8月にサイバネットが共催するWebセミナーで「PC&モバイル管理サービス」を知り、早速評価を開始した。他の2つのサービスと比較検討した結果、2013年9月サイバネット製品の採用に至る。