セキュリティ状態が可視化できる管理コンソールを共有し、状態を把握
PC&モバイル管理サービスの導入・展開は、管理対象PCにエージェントをインストールして実行するだけなので、導入は非常にスムーズだったという。導入後はこれまで課題となっていた海外拠点のPCの状態をリアルタイムに正確に把握できるようになった。「PC&モバイル管理サービス導入後にソフトウェアのインストール情報を初めて確認した際、日本本社で把握していなかったソフトウェアが利用されていることが分かりました。そもそもなぜ勝手にソフトウェアをインストールしてはいけないのか、という意識づけから始める必要があったので、苦労しましたね。」と田中氏は当時を振り返る。
PCの資産管理が行われている他にも、「利用禁止ソフトウェアの検出&起動制御」や「Windows Update更新支援」、「ユーザー操作ログ取得」などのセキュリティ対策機能も活用している。「ユーザー操作ログ取得」機能では、SNSの書き込みなどの禁止操作を行った場合は、クライアント側に英語でアラート表示やメール通知を出して注意喚起を図っている。また、「Windows Update更新支援」では、最新パッチが適用されていないPCがあれば強制的にWindows Updateを適用するなど、セキュリティ担保に役立っているという。
「日本本社から一方的に指示するのではなく、現地スタッフにも管理コンソールを利用してもらっています。セキュリティ診断のダッシュボード画面を両者で確認しながら、どの管理対象PCに脆弱性があるのか、何が原因でセキュリティレベルが低くなっているのかを説明することで、セキュリティ意識を高めることができていると思います。また、現地に赴くことなく、リアルタイムに現状把握できるのはサポートする側としてもとても助かっている」と田中氏はPC&モバイル管理サービスの導入効果を評した。
今後の展開
今後、中電工では海外拠点での自主的なセキュリティ対策の取り組みを支援していきたいという。「まずは、PC&モバイル管理サービスを利用して、海外拠点でのセキュリティへの意識づけ強化を進めたい」と田中氏は今後の展望について語った。
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