CYBERNET

Environment(環境)

Environment(環境)に関する基本的な考え方

サイバネットグループは、地球環境保全に配慮した事業活動によって社会的責任を果たします。また当社は、ISO14001の考え方を取り入れた「環境・品質方針」を定めています。この方針にもとづき、環境への悪影響を排除し継続的に環境負荷を低減する仕組みを構築し、低減活動に取り組んでいます。

環境負荷低減への貢献

サイバネットグループは、モノづくりの開発・設計工程などの分野において、モデル化とコンピューター上での数値シミュレーションを行い、製品の性能や信頼を予測することで、お客さまが実施する試作や実験回数の削減、イノベーション創出に貢献しています。また、ビルやダムなど試作による検証が難しい大型の構造物でも、事前に性能や信頼を予測することができます。当社は、これらの事業を通じて、試作や実験により排出される廃材の削減に貢献しています。また、環境に配慮したモノづくりや、脱炭素の切り札となる水素エネルギーの貯蔵・運搬に関する課題解決、発電効率を高める風力発電装置の設計など、脱炭素社会の実現、環境問題の解決につながるソリューションを開発し、提供しています。

当社のオフィスにおける取り組みについては、コロナ禍における働き方改革への取り組みの一環として2020年度に全社員を対象とした原則在宅勤務を実施し、2021年度はフロア削減などを進めたことで、電気使用量、紙使用量を削減することができました。

環境問題対策ソリューション

サイバネットグループは、シミュレーション技術とデジタル技術を融合し、さまざまな環境問題を直接的または間接的に解決するソリューションを開発し、お客さまに提案しています。2021年度は、資源、人・生命、暮らし・地球の独自のカテゴリーに分類した36の環境ソリューションを開発しました。また、ソリューションごとに、SDGsの17の目標、169のターゲットとの関係を特定し、お客さまへの提案に活用しています。例えば、再生可能エネルギーの一つである風力発電システムに関しては、発電効率の向上のために風車ブレードの大型化と軽量化を両立するためのソリューション、風力発電システムをコンピューター上で再現・検証するモデリングソリューション、機械学習を用いて電力需要予測と発電計画の最適化を行うソリューションを開発しています。また、人流や移動の抑制によるCO2の削減、紙の使用量削減(ペーパーレス化)を実現するリモートワークのソリューションなどを開発し、お客さまに提案しています。