製品
Ansys Motion
高速Flexible Multi-Body Dynamicsツール
製品概要
Ansys Motionは、独自の最先端アルゴリズムによって、剛体の運動と弾性体の変形を同時に評価できる大規模なマルチボディシステムとFEM技術を組み合わせて高速に解析するツールです。
機構部品の分析/評価を行うシミュレーションとして、現実的な動作条件や境界条件を与えて解析を行い、機構解析と構造解析をシームレスに組み合わせた新しいソリューションを提供いたします。また、機構解析のみならず、強度解析・振動解析・熱伝導解析・疲労解析を行うことが可能です。
特徴
- 数百万の自由度を含む大規模なアセンブリを弾性体や接触の効果を含めて計算可能。
- システムの動作性能、応力解析、振動解析、疲労解析などに活用可能。
- 新たなメッシュフリー技術により、大幅に解析の労力と時間を削減可能。
機能
Ansys Motion標準機能
- マルチボディダイナミクス
- 強度/疲労解析
- 伝熱解析
- 振動解析(非線形&過渡応答)
- MATLAB/Simulinkインターフェース
- FMI/FMU
- API開発用モジュール
Ansys Motion Toolkits(オプション)
Ansys Motion EasyFlex
Ansys Motion EasyFlexを使用すると、メッシュ生成技術に関する知識やテクニックを必要とせずに、弾性部品の応力と変形を計算できます。 これによりこれまで必要だった手動のメッシュ作業がなくなるため、シミュレーション時間を大幅に短縮することができます。
Ansys Motion Drivetrain
Drivetrainはギア、ベアリング、シャフト、ハウジングを含む動力伝達装置を構築するためのツールキットです。 特に、速度/荷重条件の変動におけるギア励振力を計算することにより、実際の運転状態と同じ条件で振動の特性を正確に解析できます。 Drivetrainを使用すると、ギア設計に必要な仕様を入力することによってギアペアモデルを構成し、各ギアの伝達誤差を解析できます。 Drivetrainには、主要ベアリングメーカーのカタログが含まれており、容易にパラメトリックスケッチからギア形状を作成することができます。
- 電気自動車の減速機のギア鳴きやラトル音の解析
- 遊星歯車列を含むトランスミッションシステムのギア鳴きやラトル音の解析
- ステアリングシステムのラトル音の解析とノイズ解析
- ギア設計のための伝達誤差解析
Ansys Motion Links
多くの機械システムには、チェーン、トラック、ベルトなどの弾性動力伝達機能が含まれます。 個々のリンク間の接続、リンクとスプロケット間、滑車とローラーの間の接触は、数十万の要素をセットアップして接触を定義する必要があります。 Ansys Motion Linksは、これらの連続体システムを素早くモデル化して、高速に解析する機能を提供します。
- 掘削機、装甲車などのすべての自動車を追跡する追跡システム
- さまざまな機械の内部のチェーンシステム
- あらゆる種類の滑車、ベルトのシステム
- 搬送システム
- エンジンのタイミングベルト
Ansys Motion Car
Ansys Motion Carを使用すると、多くの部品や相互作用を含む自動車システムを容易にモデリングできます。 さらにサスペンションシステム、ステアリングシステム、ブレーキなどの自動車の運転とハンドル操作の解析に使用する 各種のテンプレートとサブシステムをモデル化することができます。また、タイヤのライブラリも含まれます。
- 自動車のサスペンションとステアリングシステムの特性評価
- 自動車の運転とハンドル操作の特性およびハンドルへのフィードバックの識別
- 自動車全体または個々のサブシステムの解析
CAD Interface
- STEP Translator(Import/Export)
- Parasolid Translator(Importのみ)
- CATIA Import(Importのみ)
Ansys Workbench Motion
Ansys Workbench環境下でAnsys Motionが利用できます。モデルのプリ作業はすべてAnsys Workbenchの機能を用いて設定することができます。