サイバネット製Ansysアドオンツール

サイバネットではAnsysのカスタマイズ機能を駆使し、様々な追加機能を独自で開発・公開しています。以下の追加機能群は、サイバネットのご契約者様(Ansys社製品のメンテナンスまたはレンタルご契約者様)であればどなたでもご自由にご利用いただけます。

CYBERNET Extensions

Ansysのカスタマイズ機能であるACT(Application Customization Toolkit) を用いて作成された各種Extension(拡張機能)です。お好みの機能をご自由にお客様のAnsysに追加することができます。

CYBERNET Extensionsの機能例

ビュー制御ダイアログ

Ansys Mechanical APDLの「Pan / Zoom / Rotate」ダイアログをAnsys Workbench Mechanicalに移植しました

一般接触定義機能

接触ペアを特定しにくい大規模・複雑なモデルに対し、最小限の操作で接触定義が可能になります

温度センサー機能

指定部位の温度に応じた熱流のON/OFF制御を簡単に定義できます

Piezo Pro

Ansys Workbench Mechanical環境で圧電解析を実施するための非常に操作性に優れたアドオンプログラムです。詳細はこちら

CYBERNET Toolbox

スクリプト言語によって組まれたマクロ機能群です。インストールすることでAnsysをより便利にお使いいただくための十数種の自動化処理や補助機能をパッケージとして追加できます。

CYBERNET Toolboxの機能例

パーツ情報設定

用意された設定ファイルの情報に基づき、材料物性を自動的に割り当てる機能です

解析システム選択更新

プロジェクト概念図上の複数の解析システムを指定した順に更新することができます

パス結果生成

指定した経路または位置のデータを効率的に取得することができます

よくあるご質問とその回答

Q1. CYBERNET ExtensionsとCYBERNET Toolboxの違いは何ですか？
A1. CYBERNET ExtensionsはACT(Application Customization Toolkit) というAnsys Workbenchのカスタマイズ機能を用いて開発されたアドオンプログラムであり、必要な機能を1つずつ選択的にインストールいただけます。一方CYBERNET ToolboxはAnsys本体の既存プログラムに直接変更を加えるもので、十数種の「既存機能を組み合わせたマクロ的な補助機能」を1つのパッケージとしてインストールいただけます。

Q2. ACT(Application Customization Toolkit) とは何ですか？
A2. Ansys R14.5よりリリースされたAnsys Workbenchをカスタマイズするためのツールキットです。本ツールキットをお使いいただくことで、Ansys Workbenchにお客様独自のカスタム機能を追加することが可能です。ACTによって開発されたカスタム機能はExtensionと呼ばれ、Extensionの利用に特別なライセンスは不要です。

Q3. ソースコードは公開されていますか？ また、改造は自由に行えますか？
A3. CYBERNET Extensionsのソースコードはダウンロードファイルに含まれています(一部の機能を除く)。ACTをご契約中のお客様であれば、非営利目的に限り自由に改造していただけます。CYBERNET Toolboxのソースコードは非公開です。

Q4. CYBERNET Add-ons for Ansysのサポート体制を教えてください。
A4. 原則としてサポートは提供しておりません。使用方法については各機能に同梱のマニュアルをご参照ください。

Q5. 開発計画について教えてください。
A5. 開発計画は非公開とさせていただいております。また、機能によってはAnsys本体のバージョンアップに伴う仕様変更やその他の理由により予告なく提供が終了される場合があります。

Q6. 開発元であるANSYS Inc.(米国)のAnsys ACT Application Storeとの関連を教えてください。
A6. CYBERNET Add-ons for Ansysはサイバネットが日本のお客様向けに提供する独自のサービスです。