千代田区立千代田図書館指定管理者 株式会社シェアード・ビジョン クラウド型のIT資産管理とウイルス対策がワンストップで利用可能

ウイルス対策とIT資産管理をワンストップ、かつクラウドで提供するサイバネットクラウドを採用

まず目途を立てたかったのが、管理状況を可視化できるウイルス対策だった。その中で希望したのがクラウド型サービスであったという。区内の図書館5館の事務系ネットワークはそれぞれ別々のプライベートネットワークであるため、オンプレミス製品の導入は5拠点分となり、コスト的にも運用管理上も敷居が高い。オンプレミス製品でサーバーを構築するにしても、クライアントライセンス数に最低契約数が設定されているため、千代田区立図書館で必要とする以上のクライアントライセンスを購入しなければならない場合もある。さらに、サーバー管理そのものが負荷の高い業務だ。

しかし、クラウド型で“エビデンス取得可能な管理機能を持つウイルス対策サービス”はそう多くない、と高瀬氏は認識していた。その中で要件を満たしたのはサイバネットシステム株式会社(以下、サイバネット)が提供するサイバネットクラウドの「総合セキュリティ対策サービス Powered by Symantec」だった。しかもサイバネットクラウドでは、クラウド型IT資産管理&セキュリティの「PC&モバイル管理サービス」も展開しており、同サービスを利用すれば、セキュリティポリシーの要件である「外部メディア制御」や「操作ログ取得」が可能であることが判明した。高瀬氏は渡りに船、と思ったという。

「ウイルス対策とIT資産管理を別々に調達する方法もありました。しかし、そうなると販売・サポート窓口が2つになってやりとりが煩雑になります。その点、サイバネットクラウドはわれわれが必要とするサービスをワンストップで提供していたため採用を決定しました」(高瀬氏)。

サポート窓口が一本化されており、導入からサポートまで一貫して対応してもらえる

新しいPCが到着した2018年3月、サイバネットのテクニカルサポートチームは手順書を提供し、インストールから設定、日々の管理業務までオンサイトサポートを行った。そして同年4月、「総合セキュリティ対策サービス Powered by Symantec」と「PC&モバイル管理サービス」は予定どおり本稼働に入る。これによってウイルススキャンやパターンファイルが自動化され、高瀬氏の定期メールも、職員の方々の作業も必要なくなった。また、これまではできなかったIT資産管理が実現した。高瀬氏はこう語る。

「PCの調達元が複数社にまたがっている状況であるにも関わらず、リアルタイムかつ網羅的に一元管理が可能になりました。それも自席にいながらにして5館PC68台のセキュリティパッチの適用状況がカラー表示で直感的に把握できます。このIT資産管理を含め、ウイルス対策やログ取得でいつでもエビデンスを提出できるようになったことを情報セキュリティ強化の大きな成果と考えています。

日々の運用業務も格段に楽になりました。毎週、スキャンの実行やパターンファイル更新のお願いである定期メールを送るのは、実はかなりの負担だったんです。同じように、それを受けて作業する職員の方々も負担だったと思います。それが、今回すべて自動化され、しかも確実に実行されるため、安心して他の管理業務に時間を割くことができます。

サイバネットに対してはそのサポートにも満足しています。導入時のオンサイトサポートでは、親身になって対応いただきました。また、68台のPCへのエージェントソフトウェアの水平展開プロセスでは自ら状況を確認し、『問題が発生していませんか』と声をかけてくれました。実は他の業務で忙殺されていて、水平展開が滞っていたんです。気にかけてくれているのだということを実感しました。ウイルス対策とIT資産管理のサポート窓口が一本化されており、質問や問い合わせにも迅速に回答してくれて大変助かっています」

同社は、今後サービスのさらなる使いこなしで、一部のユーザーには外部メディアを許可するなど柔軟な運用や、複数担当者による共同管理なども模索していくという。指定管理者として千代田区立図書館の運用を担う同社。そのニーズに応えたのはサイバネットクラウドだった。

(取材日:2019年5月)

株式会社シェアード・ビジョン : http://www.sharedvision.co.jp/