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三興グループさま オンプレミスからクラウドへ移行し、国内・海外拠点にあるPCの一元管理を実現

国内拠点など本社ネットワークに未接続のPCにおいても、セキュリティは担保したい

当初は海外拠点・現地法人にあるPCだけを対象に「PC&モバイル管理サービス」を導入する予定だったが、日本国内での利用も並行して検討することになった。

同グループでは2012年、取引先企業からの情報セキュリティ対策の状況調査に迅速に取り組むことを目的にIT資産管理ツールをグループ各社に導入したが、オンプレミス型だったため本社ネットワークに接続しないとハードウェア/ソフトウェア情報の収集はもちろん、セキュリティ対策機能などが利用できない。だが、同グループの事業の特性上、工事現場などに出向いて作業をすることが多く、小規模な国内拠点では本社ネットワークに接続していない状況だった。そのため、当時利用していたオンプレミス型IT資産管理ツールで管理できたPCは全体の半分程度に留まり、管理対象外のPCはExcel管理の状態が続いていた。

PC&モバイル管理サービスを国内にも導入すれば、今まで管理対象外だった小規模な国内拠点や工事現場などに持ち出されるPCにおいても一元管理が実現できるとして、従来のオンプレミス型IT資産管理ツールで重点的に利用していたログ管理やソフトウェア資産管理、外部デバイス制御を中心に評価を進めた。実際に評価したところ、従来のオンプレミス型IT資産管理ツールと大差なく機能が利用できることがわかったので、国内においてもPC&モバイル管理サービスを導入することになった。

初期導入を支援する「導入支援サービス」でスムーズな移行を実現

こうして同グループでは、2017年8月から、本格的にPC&モバイル管理サービスの導入を開始した。2018年1月までに580台のPCへの展開が完了したが、現段階で大きなトラブルは発生していないという。その背景には初期導入を支援する「導入支援サービス」の存在がある。

同グループではPC&モバイル管理サービスを「安心セキュリティパック」で導入している。本パックでは、PC&モバイル管理サービスを軸に、おすすめのセキュリティオプション機能を1つにまとめたパッケージサービスだ。また導入時に安心して利用できるように、「導入支援サービス」が提供されている。スクール形式での導入支援サービスに同グループからは十数名が参加し、次のように評価した。

「サイバーコミッティは通常の業務と兼任で対応しているため、情報セキュリティ関連の知識が豊富にあるわけではありません。新しいセキュリティ対策を導入したい思いはあっても、二の足を踏むこともしばしあります。だからこそ、直接面と向かってセキュリティ対策を相談する、PC&モバイル管理サービスの機能を説明いただく貴重な機会でした。」

導入後のサポートはWebサポートシステム「テクさぽ」となるが、きめ細やかに対応してもらっていると満足している。

今後の展開

2018年1月現在、日本国内からPC&モバイル管理サービスを利用し、PC上でのファイル操作や印刷ログを取得しており、インシデントが発生した際にはいつでも早期トレースできるようになっている。また、同グループでは事業の特性上、USBメモリなどの外部デバイスを使用する機会が多いため、未許可の外部デバイスが接続された際はアラートが表示される運用を図っているという。


外部記憶メディア制御[オプション機能]

海外拠点・現地法人にあるPCへの検証は一通り終了しており、これから本格導入を予定している。導入後はサイバーコミッティで一元管理することを目指し、これからも取り組みを進めていく。

(取材日:2018年1月)

三興グループ: http://www.skgr.co.jp/