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CAE活用診断サービス

自社のCAE活用度を“見える化”し、次の一歩を共創する

製造業を取り巻く環境は、かつてないスピードで変化しています。
短納期化、人材不足、グローバル競争、デジタル変革(DX)、そして生成AIの普及――。
CAE(Computer Aided Engineering)は、これらの変化に対応するための“競争力の源泉”として、いま再定義が求められています。

しかし現場では、

  • 属人化した運用
  • 部門間での活用度の差
  • 経営層への説明の難しさ

といった課題が残されています。
そこでサイバネットは、CAE活用の現状を多面的に診断し、経営から現場まで共通認識をつくる「CAE活用診断」をご提供しています。

CAE活用診断とは

 

CAE活用診断は、アンケートによって、自社の現在地を“見える化”し、どの方向に進むべきかを明確にする共創型サービスです。
CAE活用に対して、「深化(強みを磨く)」と「探索(未来を切り拓く)」の両面から評価し、単なる教育やスキルチェックにとどまらず、経営戦略と現場改善をつなぐ診断を行います。

診断の特長

  • 7つの視点で多面的に評価
    (業務、環境データ、解析アプリ、人材育成、CAE技術力、組織文化、意識)
  • 定量+定性で診断
    レーダーチャートでの可視化と、課題を整理したコメントを両立
  • 他社比較ベンチマークが可能
    経営層にも伝わる説得力のある資料として活用可能
  • ソリューション事例を提示
    課題ごとに具体的な改善策イメージを提供
  • 活動方針を共創
    検討で終わらず、次の一歩につながる実行可能なロードマップを策定
  • 継続診断による成長過程の可視化
    初年度1回の診断でなく、成長過程の診断結果が見えるアンケート設計(半年 / 1年サイクル)

サービス提供の流れ

  • アンケート実施
      Microsoft Formsを使用
      20分程度、Yes/No形式
  • 診断報告
      レーダーチャート+コメント付きレポートをご提供
  • 活動指針共創
      優先課題を整理し、改善ロードマップを策定

活用シーン(想定される効果イメージ)

部門横断でのCAE戦略再構築(自動車メーカー)

複数の車種開発部門でバラバラに行われていたCAE活動を横串で可視化。
診断結果をもとに「共通課題」を経営層に提示し、全社レベルでのCAEデータ基盤(SDM)導入を決定。
結果として、設計から解析までのリードタイム短縮と再利用性の向上を実現。

人材育成ロードマップの策定(精密機械メーカー)

診断により、若手設計者のCAEスキル不足がボトルネックと判明。
レベルに応じた教育プログラムを体系化し、基礎教育から専門領域、さらにはAI活用までのロードマップを構築。

経営層への説明材料として活用(電機メーカー)

現場ではCAEが積極的に利用されていたが、経営層が効果を実感できず投資判断が停滞。
診断で「業務」「意識」の高さと「データ管理」「組織文化」の不足を定量的に示すことで説得力を確保。
経営層から追加投資が承認され、CAE部門が正式に全社横断組織として位置付けられた。

解析ノウハウの属人化解消(化学メーカー)

ベテラン技術者依存のCAE活用が課題となっていた。
診断を通じて「知見共有の仕組み不足」を明確化し、解析レポートの標準化とナレッジDBの構築に着手。
若手技術者でも一定レベルの解析を行える体制を整備し、属人化リスクを軽減。

メンバー

本サービスのチームは「CAE解析」にとどまらず、ものづくり全体を理解し、企業の課題に寄り添う多彩な専門家で構成されています。

  • CAEスペシャリスト
    計算力学の第一線で豊富な経験を積み、複雑な解析課題にも対応できるプロフェッショナル。
  • 製造業出身エンジニア
    現場での設計・製造を熟知し、実際のものづくりプロセスに基づいた現実的な提案が可能。
  • 実験・計測のスペシャリスト
    解析だけでなく、実物の試験や計測の知見を持ち、理論と実測を結びつける力を備えています。
  • コンサルティング経験者
    業務改革や戦略立案の豊富な実績を持ち、単なる技術提案に留まらず、経営や組織変革の視点からも支援。
  • 人材育成・意識改革の専門家
    数々の教育プログラムを監修し、著書を通じて意識改革を推進。人と組織の成長を後押しします。

解析の知識だけではなく、設計・製造・実験・コンサルティング・人材育成――各分野の専門家が集結しているからこそ、技術と組織の両面から課題解決をサポートできるチームです。

よくあるご質問

どのような企業が対象ですか?

CAEを一定以上活用している中堅~大手製造業(自動車、電機、精密機械など)が中心です。

導入の負担は大きいですか?

アンケート形式のため負担は小さく、オンラインで完結できます。

社内での回答収集が不安です。

弊社がユーザの方向けの告知文面テンプレートのご用意や運用支援を行います。

診断後のフォローアップはありますか?

ご希望に応じて改善案の作成や教育支援も可能です。

費用はどれぐらいでしょうか?

回答人数や診断後の活動によって変動します。ぜひお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

お気軽にお問い合わせください。お客様の状況、ご要望に合わせて対応させていただきます。