Ansys 18.0リリース情報 Ansys Electronics 主な新機能
2017年1月リリースのAnsys 18.0における、新機能をご紹介します。
Ansys 18.0は、近年注目されているスマートに無線で相互接続する電子機器製品のアンテナや高速電子機器の自動解析環境や設計ワークフロー環境に着目し、メーカーが抱える製品開発への課題解決に貢献できる新しい機能を提供します。
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※利用可能な機能はライセンスによって異なります。詳しくはお問い合わせください。
自動車、航空機、船舶などの電子プラットフォーム、都市環境に設置されたアンテナのような大規模な空間の解析が可能に
HFSSのデスクトップにAnsys HFSS SBR+ソルバーが組み込まれました。これまで解析規模が大きすぎるという理由で解析できなかった大規模な空間の解析を可能にします。
利用可能プロダクト:Ansys HFSS + Ansys HFSS SBR+ Solver
広帯域の周波数特性を、より高速に、より効率良く解析
新しい広帯域アダプティブメッシュ生成ソリューションは、デバイスが持つ周波数特性を自動的に調査して、メッシュを最適化します。解析者は周波数帯域を指定するだけで、あとはHFSSが自動的に指定された周波数帯域にわたる電磁界現象を個々に解析し、すべての周波数に対応できるメッシュを自動生成します。
利用可能プロダクト:Ansys HFSS
システム回路シミュレーション
ECADレイアウトとMCADのアセンブリモデルから直接過渡回路シミュレーションが実行可能に
HFSS 3D Layoutに過渡回路解析環境が統合されました。エンジニアは、ICパッケージ、ソケット、プリント回路基板およびコネクター等、システム全体の電磁界解析を行うだけでなく、そのまま続けて回路の過渡解析を行うことが可能です。
利用可能プロダクト:Ansys HFSS
PAM-4の信号源をサポート
40G/50GbpsのEthernetに使用される PAM-4 の信号源をサポートしました。
利用可能プロダクト:Ansys SI Option
モーター設計ソリューション
解析セットアップの自動化によって解析効率が向上
Ansys Maxwellの時間分割法(Time Decomposition Method: TDM)の解析セットアップを自動化しました。クラスターの性能を最大、かつ最も効率良く使用する条件を自動的に決定します。またスケーラビリティも最適化されるようTDMアルゴリズムも改善されました。
利用可能プロダクト:Ansys Maxwell
高効率で静かな電気モータの設計
電気、熱、構造解析を連成させることでモータや変圧器の磁歪の影響をシミュレーションできます。磁歪を考慮することにより、静かで高効率、高性能、高信頼性のモータや変圧器を市場に送り出すことが可能になります。
利用可能プロダクト:Ansys Maxwell、Ansys Mechanical
