固体推進薬注型時のエックス線による可視化画像解析
琉球大学 石川正明 様
JAXA 嶋田徹 様
JAXA 羽生宏人 様

画像解析結果

実際には、画像にノイズが入っており、前項で述べた手順通りに3次元座標が抽出できたわけではないが、手作業も含めてスラリーの3次元挙動を画像化した結果を示す。左は1バッチ目、右は2バッチ目の結果である。

2バッチ面のスラリー挙動を1枚の画像で表現した様子である。中子の奥にスラリーが落下し、両側に回りこみながら一旦沈んで、手前で両側の流れが衝突して盛り上がっている様子が観察できる。

この3次元動画映像は、フリーのGFAプレイヤーで見ることができる。

3次元時系列アニメーション
(3D AVS Player が必要: ダウンロード


1バッチ目の動画 (クリックで動画再生)
GFAファイル(2.4MB)

2バッチ目の動画 (クリックで動画再生)
GFAファイル(0.4MB)

今後、この数値データは、非ニュートン流体の解析コード検証用に、JAXAから公開することを検討中である。