環境

分野別にAVSを使用した事例をご覧いただけます。
事例によっては、AVSで処理した「動画」または「3D動画データ(GFAファイル)」のダウンロードもできます。 「3D動画データ(GFAファイル)」については、フリービューワ 3D AVS Playerを使用し、マウス操作でモデルを動かして観察することができます。

お客様の直面されている課題に近い内容など、ご関心のあるものがございましたら、詳しくご紹介させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。


国境を超える大気汚染物質(PM2.5)

空気に国境は無く、世界中の生命体が共有しあって生きています。その空気を汚す大気汚染物質は、発生源から遠く離れた場所まで輸送されることがあるため、その輸送現象の把握や対策効果の検討においては、数値シミュレーションによる可視化が必要不可欠となります。動画より、中国大陸で発生したPM2.5が偏西風に乗って風下の日本に輸送されている様子が確認できます。そのため、日本の大気質改善には、国外を含めた対策・協働が重要であることがわかります。
GFAファイル(24MB)

データ提供 明星大学 理工学部 櫻井達也 様
使用アプリケーション AVS/Express
キーワード 地球環境問題、PM2.5、越境大気汚染、大気質モデル
可視化手法 等数値面、地図、鳥瞰図、ベクトル


平成27年9月関東・東北豪雨による洪水氾濫計算結果

2015年9月関東・東北豪雨では、東北地方でも大きな洪水氾濫被害が生じた。
鳴瀬川水系多田川支川の渋井川では浸透破壊に伴う堤防決壊が生じ、洪水氾濫が生じた。本洪水氾濫を対象とした降雨流出・洪水氾濫計算結果を可視化している。
〔呉修一ら,2015年9月渋井川洪水氾濫を対象とした可能最大流体力の算定,河川技術論文集,第22巻,2016年6月〕

データ提供 富山県立大学 工学部 環境工学科 呉修一様
使用アプリケーション AVS/Express + 地図オプション
キーワード 河川、災害
可視化手法 等数値面


遡上津波による構造物の破壊過程の解析

構造物は複数の剛体要素を結合することでモデル化し、剛体要素はCohesive modelを導入した個別要素法を用いることで構造物の接触挙動および破壊挙動を表現している。また、安定化有限被覆法を用いて構造物と流体の接触界面位置を正確に表現し、構造部と流体の相互連成解析を行っている。

データ提供 東北大学 災害科学国際研究所 地域安全工学研究分野
寺田賢二郎様 森口周二様 高瀬慎介様
使用アプリケーション AVS/Express
キーワード 安定化有限被覆法、構造流体連成解析、災害、津波
可視化手法 等数値面


2013年8月18日 桜島噴火のレーダー観測事例


噴火のレーダー観測結果

2013年8月18日の桜島噴火のレーダー観測結果を可視化した事例です。
噴煙高度は火口から5000mです。約1時間の噴煙が見られ、鉛直断面の時間変化を表示すると、大きな火山灰粒子は島内で落下し、鹿児島市内では小さな粒子が落下する様子が見られます。
GFAファイル(60.8MB)

データ提供 鹿児島大学 地域防災教育研究センター 真木雅之様
使用アプリケーション AVS/Express + 地図オプション
キーワード 火山活動、噴火、レーダー観測
可視化手法 複数等値面、断面コンター


箱根火山2015年地震活動の時空間変化


箱根地震_南北から回転

2015年4月末から8月末の期間における、箱根火山で発生した地震活動の震源分布及び活動域の時間的推移を3次元表示した結果です。活動初期(4月下旬)は火山の浅い場所で地震活動が始まりそれが時間の経過とともにより深部に広がっていくようすが、視覚的にわかりやすく示されています。また、多くの震源が面状あるいは線状に分布している様子がみることができ、これは箱根火山で発生する群発活動にみられる特徴です。

データ提供 神奈川県温泉地学研究所 様
使用アプリケーション AVS/Express + 地図オプション
キーワード 地震、火山活動、震源分布、群発地震活動
可視化手法 ソフトウェア球


捨石護岸を有する海上埋立人工地盤の築造時と地震時挙動の解析

名古屋港内の自然堆積地盤上の捨石マウンドの設置と埋立地盤の構築の過程を再現した後、東海・東南海・南海連動型地震に対する地震中/地震後挙動を照査した。図はそれぞれの過程での過剰間隙水圧の発生状況を示している。
数年〜数十年程度の埋立のイベントと数秒〜数分程度の地震のイベントなどを一連の解析コードの中に再現している。地震中は上載荷重が大きい捨石マウンド直下でひずみが卓越し(図は省略)、地震後遅れて埋立粘土層が圧密沈下する。

データ提供 名古屋大学 地盤力学研究室 野田利弘様
使用アプリケーション MicroAVS
キーワード 地震前〜地震中〜地震後、護岸、埋立地盤、地震解析、圧密解析、GEOASIA
可視化手法 変形


刺激係数を用いた土構造物-地盤系の固有振動モードの揺れやすさの評価

水〜土連成有限変形弾塑性解析に対し、逐次固有振動特性を把握する手法として、固有値解析の結果得られる膨大な固有振動モードの中から、地震動に対して主要なモードを抽出するために、各モードの揺れやすさを評価する指標として(局所)刺激係数を新たに提案した。図1は局所刺激係数による評価結果であり、1位は地盤が大きく振動するモード、2位は盛土が大きく振動するモードである。図2は地震応答解析結果である。図1に示す2つの固有モードに対する固有振動数に卓越振動数を合わせた地震波をそれぞれ入力すると、1位のモードに合わせた場合には地盤から、2位のモードに合わせた場合には盛土からせん断面が発達した。

データ提供 名古屋大学 地盤力学研究室 野田利弘様
使用アプリケーション MicroAVS
キーワード 固有値解析、刺激係数、相互作用、盛土、固有周期、GEOASIA
可視化手法 変形



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