Virtual LDAP(以下、VLDAP)はOneLoginがクラウド上のLDAPサーバーとして動作する機能です。OneLoginのクラウド・ディレクトリーにLDAPインターフェースが追加され、高可用性でスケーラブルなLDAPサービスが提供されるため、別途LDAPサーバーを設置・運用する必要がなくなります。さらに、OneLoginプラットフォームの一部としてOneLogin OTPと統合されているため、安全な多要素認証がLDAPにもたらされ、IDおよびアクセス管理戦略が強化されます。
クラウドとオンプレミスシステムとの連携
現代の企業ネットワークはファイアウォールの内側にあるオンプレミスのインフラとクラウドサービスが混在していることを認識して設計されています。これをハイブリッドエンタープライズと呼んでいます。
これに対処するために、OneLogin VLDAPは、VPNやネットワークストレージ (NAS)、オフィスのWiFiと統合してOneLoginのアカウントでそれぞれのサービスを使用できるようにします。また、社内のActive Directoryや既存のLDAPサーバーのIDをOneLoginのアカウントに統合することで、LDAPをITの中核として、また認証のためのソースとして使用し続けることができます。
※Virtual LDAP Service利用にはAdvanced Edition以上が必要です。また一部ユーザーのみの提供は出来ません。