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業種・テーマ別活用法 厳しい規制をクリアしながら生産プロセスを改善

Goldfireの導入・活用によって、生産プロセスの改善を行った食品メーカー。彼らは、一体どのようにして、厳しい規制をクリアしながら生産プロセスの改善を行うことができたのでしょうか?

課題の状況

ある大手の食品メーカーは、シリアルを中心とした自社製品のためのビタミン最適化プロセスを解析するため、Goldfireの助けを借りました。

ビタミンとミネラルによってシリアル製品の栄養価を高めるプロセスは非常に複雑です。一般的には10種類以上のビタミンとミネラルが使われます。これらの栄養素やファインケミカルは、使われるシリアル・酸素・梱包・更に栄養素同士でも反応を起こす可能性があるので、適用方法はかなり多岐に渡っています。メーカーは、これらの相互作用を最低限に収め、栄養素が正しい水準で使われていることを保証しようとします。栄養素の正しい水準を保証することは、FDA(食品医薬品局)の規則を確実に順守する上で特に重要であり、将来的なコンプライアンスリスクとコストを抑えるためには、製品を市場に出す前に確認作業を済ませる必要があります。同社では、一食毎のビタミン含有率が製品パッケージの記載と一致するか検査したいと考えていました。

Goldfireを活用した課題解決アプローチと成果

ビタミンを最適化する工程における課題の一つは、この栄養素がいつも均一に行き渡るとは限らないことです。その上、栄養素を添加するための機器とプロセスが処理プラントごとに異なるので、問題はさらに難しくなります。

開発チームはGoldfireの根本原因分析(RCA)機能を使い、様々な問題や課題を特定するとともに分析を行いました。次に、改善する部分を更に分析するために、フラットベルトシステムのモデルを構築しました。同社では、既存の社内知識を有効利用することに注力しており、そこにGoldfireの知識ベースプロデューサーを使って多くの知識ベースを構築しました。

セマンティックな索引付けを行うことで、文脈的に関連性のあるデータを検索することができるため、可能な技術やプロセスのソリューションを獲得するに至りました。またGoldfireのコンセプト抽出の機能を使用中、R&Dチームが全く気づいておらず、いくつもの進行中のプロジェクトにおいて命取りとなりかねない競合特許を偶然見つけることにもなりました。

更にGoldfireの特許情報および科学効果も利用し、製品をさらに改善できる可能性がないか、今回の改善とは異なる分野についても評価を行いました。

同社では、このプロセス中、改善すべき領域に焦点を絞り、さらに磨きをかけながら、RCAモデルを何度も繰り返し構築しました。プロジェクトの結果、農産業など専門分野外からもたらされたものを含む30以上の新しいコンセプトを生成することに成功しました。それらは更なる研究対象になる可能性を持ち、ビタミン最適化プロセスの改善とFDAガイドラインの順守をより確実にするコンセプトとして適用されうるものでした。

Goldfireを体験できるセミナー

それぞれの工程で解決案を発見し、それを持続的な「イノベーション」につなげるためのソリューション、それがGoldfireです。

サイバネットでは、実際の操作体験を通じて、Goldfireの仕組みや機能を判りやすくご紹介する「Goldfire ご紹介/体験セミナー」を定期的に開催しております。Goldfireが、イノベーションプロセスをいかに最適な結果を生み出す形へと変身させて いくのか、「Goldfire ご紹介/体験セミナー」で是非実感してください。