セミナー・イベント
【Web配信】大規模モデルの低次元化による高速シミュレーションの実現 ~Model Reduction inside Ansys事例紹介~
MRiAの開発元CADFEM GmbHから特別講演いたします
Ansysにて大規模モデルの時刻歴解析を実施する場合、膨大なメモリ・ディスク容量・計算時間が必要となります。すべてのデータが必要な場合は、並列処理機能による計算時間の短縮が考えられます。しかし、必要な結果が絞られる場合、モデルを低次元化(ROM化)することで、本質的な動作と支配的な挙動を保持したまま計算コスト(メモリ・ディスク・計算時間)を大幅に削減することが可能です。本セミナーは、Ansysの計算時間短縮に貢献するモデル低次元化ツールModel Reduction inside Ansys(以下MRiA)の活用例をいくつかご紹介します。
本セミナーは、特別講演としてMRiAの開発元であるCADFEM GmbHより、ロボットアームの計算効率化例などご紹介いたします。さらに弊社よりMRiAの基本機能のご説明、および、ROMモデルの活用事例としてパワー半導体・工作機械・インバータ電気回路等のモデルの事例をご紹介します。皆様にとって有益な情報提供の場となれば幸いです。
本セミナーは以下の3つの講演で構成されています。
(1)Model Reduction inside Ansys~クリロフ部分空間法を用いたモデル低次元化ツール~
(2)Ansys MechaicalとMRiAを利用した熱機械システムのROM化(Dr. Martin CADFEM )
(3)MRiAによる計算時間短縮事例紹介
ご興味のある方は是非ご参加ください。
2022年12月16日(金)Zoomを用いたWebセミナーにて開催
- 対象
- 製品未利用ユーザー向け
- 種類
- Ansysウェビナー
- 受講料
- 無料
日程・お申し込み
※参加お申し込みは開催日の2営業日前の午前10時に締め切らせていただきます。
開催概要
開催会場 |
本イベントはZoomを用いたWebセミナー形式での開催となります。 |
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開催日時 |
15:00~15:40 |
定員数 |
150名 |
対象 |
・Ansysをご利用中の方 |
製品 |
・Ansys Mechanical |
解析分野 |
構造解析全般 |
参加費 |
無料 (事前登録制) |
主催 |
サイバネットシステム株式会社 |
アジェンダ
『Model Reduction inside Ansys
~クリロフ部分空間法を用いたモデル低次元化ツール~』
サイバネットシステム株式会社
CADFEM Ansys Extensionsの製品ラインナップとなるModel Reduction inside Ansysは、ドイツのCADFEM社によって開発されたAnsysのアドオン製品です。本講演では、ROMの概念の説明と、Model Reduction inside Ansysの機能を説明します。
『Ansys MechaicalとMRiAを利用した熱機械システムのROM化』
CADFEM Germany GmbH
工学博士 Martin Rendek 氏
工学博士 Evgeny Rudny 氏
<内容>
Model Reduction inside Ansys を使用したモデルの低次元化は、機械・ロボットシステム、エレクトロニクス、自動車、マイクロシステムなどの分野で、部品開発における最適化や、システム全体のシミュレーションにサロゲートモデルを統合するために適しています。低次元化しても調査パラメータは維持されるため、設計やシステム・シミュレーションで迅速な結果を得ることができます。
本講演では、熱機械システムの小型化および実世界での応用に焦点を当てます。多くの産業用アプリケーションでは、温度変化だけでなく、熱による変形を知ることが必要です。ロボットアームの熱機械モデルを例に、このようなシステムをシステムレベルで調査する際のワークフローとその威力を紹介します。
1.モデル低次元化のワークフレーム
2.ANSYS Mechanical による熱・熱機械システム用 ROM ワークフロー
3.ロボットアーム ROM を使用したシステムシミュレーションの威力 - 20 時間を 2 分に短縮
4.大規模システムにおけるシーケンシャル法によるモデル低次元化のアイデア
5.他のユースケース
『ROMモデル活用事例紹介』
サイバネットシステム株式会社
パワー半導体や工作機械、インバータ電気回路等のモデルにおいて3Dモデルで計算時間がかかっている計算問題を、MRiAを活用することで大幅に時間短縮が実現できた事例をご紹介します。