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顧客事例 サントリーグローバルイノベーションセンター 株式会社

研究部
主任研究員 前川 知浩 様

オープンイノベーションの技術探索に打ってつけ サントリーグローバルイノベーションセンターの前川氏に、Goldfireをオープンイノベーションにどのように活用しているのか、自分の専門領域ではない技術をどのように調査および判断していくのかを紹介していただいた。

サントリーグローバルイノベーションセンター(以下同社)は、サントリーグループ全体の価値向上、事業成長のための研究・技術開発を行っており、研究内容は同社における基盤技術となり、その中で、前川氏はオープンイノベーションの推進に従事している。

オープンイノベーション=異業種の知恵を活用

最近はオープンイノベーションの必要性がますます増加してきていると前川氏は語り、その背景として以下の4点を挙げた:

@途上国や東欧諸国の研究開発市場への参入
Aインターネットの普及による素人の急激な玄人化
B大学の知財戦略への参加
C大学発ベンチャーの成長といった環境の変化

企業のオープンイノベーション担当者の仕事としては、新たなパートナーを募集したり、ベンチャーキャピタルへの出資などを通して技術や人材を探したり、大学とのジョイントラボ設立などを通して自社内により取り込む形で共創したり、といった内容がある。 しかし、ここで重要かつ大変なのは、自社の専門分野ではなく異業種の技術や知識についても「目利き」の力が必要になってくるということだ。この部分をサポートするためにGoldfireの活用を試みた。

自らの「知らない手法や技術」が、新しい可能性につながる

「Goldfireを使ってみて感じたのは、まさにオープンイノベーションの技術探索に打ってつけではないかということでした。」と前川氏は利用開始当時を振り返る。

例えば「濁りのないクリーンなビールを作りたい」という課題があったとする。 その際にGoldfireで「濁度;ビール」で検索すると、「原因」「解決策」などのカテゴリーごとに関連技術の情報が一覧となって表示される。その中に未知の手法や技術があれば、それが異業種の知恵の候補となる。自らが使っている・知っている技術以外のところを参照することで、新しい技術を見つける可能性につながるのだ。

既知の情報だけでなく、未知の情報も一緒に探すことができるので、それを新しい技術を発見する足掛かりとして活用している。

同社では、オープンイノベーションを推進する部門が、もともと自分達で利用するためにGoldfireを導入した。しかし現在では、社内の研究者・開発者も容易に検索機能を使えるように整備している。 前川氏の所属部門では、新人研修・個別相談も開催しており、Goldfireの活用を通して成功体験を感じてもらい、ひいてはオープンイノベーションの認知向上につながる啓蒙活動を行っている。

最後に新しいツール導入の際に必ず出てくる障壁として「未知のツールに対する不信感」「社内の推進者がツールメーカー側の人間と思われてしまう」という点を挙げている。それらの対応策のコツとして、

・そのツールで、できることとできないことを明確に伝える
・推進者は利用者よりもスキルを持つ
・若い社員をファンにする
・実際に研究者と一緒に使い、小さな成功体験を実感してもらう

これらの点を挙げ、このような地道な取り組みが必要かつ大事だと説明して、講演を締めくくった。