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Ansys Electronics Desktop (AEDT) ユーザー向け自動化/カスタマイズ事例

Ansys HFSS の解析レポートを PyAEDT で自動生成

従来のAnsys HFSSのスクリプトでは自動化困難なアニメーション出力も、PyAEDTで可能に

こんな方におすすめ

  • 位相スイープの電場アニメーションを含むレポートを簡単に作りたい
  • レポート作成を標準化し、担当者に依存しない運用に切り替えたい
  • レポートを自社フォーマットで統一したい

PyAEDT による解析レポート自動生成ツールの概要

Ansys Electronics Desktop (AEDT) 上でRun PyAEDT Scriptをクリックするだけ。
PyAEDT スクリプトが HFSS の解析済みプロジェクトから必要な成果物(モデル画像、コンター図、グラフ、位相アニメーション)を自動で収集・整形し、日付・モデル情報・結果画像・動画を含む PowerPoint を生成します。

PyAEDT で解析レポートを自動化するメリット

  • 標準レポートの作成を自動化:表紙(プロジェクト名・デザイン名・日付)から本文の画像・グラフ・注記まで自動整形。従来スクリプトでは難しかった位相スイープ電場アニメーションの自動生成に対応。
  • フォーマット統一・再現性・トレーサビリティ:出力フォルダにすべての元画像・動画を保存。差し替え・再出力もワンクリックで。自社テンプレート(ロゴ、配色、スライドマスター)に合わせて自動整形
  • 工数削減:コピペ作業やレイアウト調整を廃止し、解析と考察に集中できるワークフローへ

PyAEDT による解析レポート自動生成ツールの詳細

PyAEDTを用いたHFSS解析レポート自動生成の流れを、実際の操作画面を交えた動画でご紹介します。スクリプト実行から画像・グラフの収集、位相アニメーション生成、そしてPowerPoint形式のレポート完成までの一連の自動化プロセスをご覧いただけます。

実際の実行手順については下記の動画をご覧ください。

1:スクリプトの実行と結果画像の出力

Ansys HFSSで解析済みのモデルを開き、「Run PyAEDT Script」ボタンをクリックするとスクリプトが実行されます。実行後、自動でフォルダが生成され、モデル画像、コンター図、グラフなど解析結果を示す画像が出力されます。

2:電場アニメーションの自動生成

続いて、位相を変化させた電場プロットの画像を出力し、Pythonを用いてアニメーションを自動生成します。従来のHFSSスクリプトでは難しかった位相スイープによる電場アニメーションも、PyAEDTを活用すれば容易に自動化できます。

3:PowerPoint形式レポートの自動作成

最後に、日付・モデル情報・解析結果画像・電場アニメーションを組み込んだ PowerPointファイル(.pptx)が自動生成されます。完成したレポートは自社フォーマットに沿った表紙やレイアウト付きで出力され、開いてそのまま共有資料として利用可能です。
PyAEDTを活用したレポート自動生成により、解析結果の収集からアニメーション作成、PowerPoint出力までを一括で効率化できます。手作業でのコピペやフォーマット調整が不要となり、誰でも統一された高品質レポートを短時間で作成できるため、業務効率と再現性が大幅に向上します。

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