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基礎からのゴム材料セミナー 2026

初心者でも理解ができるようにわかりやすく解説を行います。

本セミナーでは、ゴムに代表される高分子材料の有限ひずみでの力学挙動・実験方法と構成モデルについて、解析技術者を対象に、実際のゴムの挙動、実験方法および基礎的な理論に関する知識と、Ansysを用いた有限要素解析による解析手順に関して、初心者でも理解ができるようにわかりやすく解説を行います。
本セミナーの前半では、まず、天然ゴムを対象とした実験結果を参照しゴムの力学挙動について紹介し、それらを得るための実験方法についても簡潔に述べます。次いで、有限ひずみでの構成モデルのうち、基幹となる超弾性体について基礎理論から説明します。また、発展モデルとして、汎用ソフトにも導入されている疑似弾性モデル(ダメージモデル)や、有限ひずみでの粘弾性モデルについても簡単に紹介します。セミナー後半では、実際にAnsysを用いた超弾性体による解析方法とトラブルシューティング等のノウハウについて、具体的な解析例題を用いながら説明します。

 

 
種類
CAE技術トレーニング
受講料
有料
対象者
製品の導入をご検討中のお客様

日程・お申し込み

参加ご希望の日程をクリックしてください。申し込みフォームが表示されます。

開催概要

開催会場

弊社 東京本社セミナールーム

開催時間

2026年11月6日(金)9:30~17:30

定員数

17名

対象

・ゴムの力学挙動について、基礎から学びたい方
・超弾性体に代表される有限ひずみでの構成モデルについて学びたい方
・Ansysを用いてゴム部材の有限要素解析を業務で利用する予定の方

受講料

66,000円(税込) 
※本セミナーは、「EDURUNS Standardユーザー特典」及び、「Ansys技術セミナー受講券」、「メカニカルCAE定期講座年間パッケージ受講券」の適用対象外です。

講師

山梨大学工学部 吉田純司教授
サイバネットシステム(株):津守

セミナー詳細

ゴム系高分子材料は、機械・土木・建築などの分野において、工業用部材として広く利用されています。工業製品のシェアは、車両用タイヤが圧倒的ですが、その他の製品として、免震用積層ゴム支承、防舷材、エンジンマウント、ベアリング、プリンター部品、スポーツ用品などが挙げられます。ゴムが柔らかく伸張性に富んだ材料であることは、よくご存じかと思いますが、その力学特性をモデル化するためには、有限ひずみでの力学(有限変形論)の知識が必要となります。さらに、一般に流通しているゴム材料は、ゴム分子鎖間の結合を強固にし材料の強度や限界伸びを高めるために、原料となる生ゴム等に硫黄と添加剤(カーボンブラック、オイル、可塑剤など)を加えて加熱する加硫という処理を施しています。この加硫時に加える添加剤に応じて、ゴムは、複雑な力学特性、例えば粘弾性や最大経験ひずみ依存性(Mullins効果)を示すようになります。
本セミナーの午前の部では、まず、実際のゴムにみられる代表的な力学特性について、実験結果を基に簡潔に紹介します。次いで、最も単純なゴムの力学モデルである超弾性体について主に学習していきます。超弾性体とは、簡単に言えば有限ひずみにおける非線形の弾性体を指します。弾性体であるならば、学習も容易かと思うかもしれませんが、ネックになるのは、有限ひずみの力学です。そこで、このセミナーでは、超弾性体を理解するために必要となる最低限の力学知識に限定して学習していきます。時間の都合上、講義時間中に演習などを行うことは困難ですが、独学のための解答例付きの演習問題を用意しておきます。続いて、典型的なゴムの非線形力学挙動である粘弾性とMullins効果を表す代表的なモデルを紹介します。これらを理論面も含め理解するためには、さらなる学習が必要になりますが、すでにAnsysに代表される汎用FEMソフトには、材料モデルとして実装されている場合がほとんどです。そこで、このセミナーでは、材料定数の物理的な意味や定め方を中心に簡潔に説明します。最後に、ゴムの代表的な材料試験方法と、それを基に材料モデルの選定、およびモデルに含まれる材料定数の同定をする際のコツについて紹介します。

午後の部では、Ansys Mechanicalを使用し、ゴム材料の解析に必要な超弾性モデルの設定方法を学びます。まず、代表的な超弾性モデルの設定や選定方法を確認し、材料試験データの入力から材料定数の同定までの一連の流れを解説します。試験データを使用する際の注意点や、フィッティング結果を評価する際のポイントについても紹介します。次いで、ゴム部品は勘合など接触を伴う状態で使用されることが多くあることから、これらを表現するための接触の設定や、Oリングに代表される流体圧が作用する状態を表現する流体圧食い込み機能についても紹介します。次に、大変形による計算の発散を防ぐため、要素やメッシュの設定ついて解説します。各内容では簡単な実習例題を通じて実際に手を動かして体験的に習得していただけます。また、最後にはより実践的な例題も用意しております。

アジェンダ

午前【理論編】

1.ゴムの力学挙動
・ゴムの応用分野
・ゴムの製造過程
・ゴムの典型的な力学特性
・ゴムの種類による違い

2.ゴムの構成モデルの紹介
・有限変形論の基礎事項
・超弾性体
・「等容変形・体積変形」分離型の超弾性体
・疑似弾性モデルの紹介
・粘弾性モデルの紹介

3.ゴムの材料実験とパラメータ同定
・単軸および二軸引張り試験
・動的せん断試験
・材料モデルの選択
・材料定数の同定

午後【解析実践編】

4.超弾性材料の基礎
・超弾性材料モデルの特徴と選定
・試験データ使用時の注意点

5.ゴム解析の応用
・ゴム部品の接触解析における注意点
・Oリングなどのシール性能評価

6. 解析品質向上のためのポイント
・要素タイプと定式化の選択
・要素崩壊の発生要因と対策

7.実践例題
・ゴムチューブの圧縮解析
ゴムチューブの圧縮解析では、大変形に伴う接触状態の変化や自己接触の発生により、解析が収束しにくくなる場合があります。また、曲面同士の接触ではメッシュ品質が結果精度に大きく影響します。本例題では、超弾性材料を用いた解析での接触条件の設定やモデル化の方法、および安定した計算を実現するための収束性向上のポイントについて学習します。

・ゴムボールの圧縮解析
ゴムボールの圧縮解析では、選択する超弾性材料モデルによって結果が大きく異なる場合があります。そのため、目的に応じて適切な材料モデルを選定し、解析結果の妥当性を評価することが重要です。本例題では、複数の超弾性材料モデルの比較や、数値材料試験を利用した特性評価を通じて、材料モデルの選定および評価方法について学習します。

・ゴムリングの取り付け解析
ゴムリングの組付け解析では、初期干渉を伴う接触や組付け工程を再現する必要があり、そのまま解析すると収束が困難になる場合があります。また、実際の組付け手順をどのように解析モデルへ反映するかも重要なポイントとなります。本例題では、段階的な組付け解析手法や、初期食い込みを考慮したモデル化方法による収束性向上のテクニックについて学習します。

質疑応答

※上記の内容は若干変更される可能性がありますので、御了承ください

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