製品
Ansys Cloud Burst Compute
クラウド・シミュレーション
製品概要
Ansys Cloud Burst Compute は、Ansys 製品のデスクトップアプリから、Ansys社 が管理するクラウド計算リソースへジョブをオンデマンド投入できるサービスです。現在、製品開発において市場投入までの時間短縮が求められる一方で、シミュレーションの大規模化・高精度化により、手元の計算リソースでは対応しきれない場面が増えています。このような場合にオンプレミスにおけるハードウェアの制約を受けず、数百のCPUコアや複数枚の最新GPUによる計算でシミュレーションの高速化が期待できるのがAnsys Cloud Burst Computeです。
使用するうえでは、特別なインストールや初期設定、クラウド管理が必要なく、導入してすぐに、必要な時に必要な計算リソースが使えます。Ansys 製品に完全にビ組み込まれた クラウド計算メニューから解析ジョブをクラウド実行できる点も魅力です。
このサービスでは、クラウド上での計算ジョブ実行に対して"クレジット"が消費されます。クレジットは導入時に購入いただき、使用するソルバーとCPUコア数/GPU、計算の実行時間に合わせて消費されていきます。
特徴
| オンプレミス計算環境 | Ansys Cloud Burst Compute |
|---|---|
| 使用できるコンピューターが少ない | 計算ジョブの数だけ計算環境が用意される |
| 他の人が使っていて、計算したいときに使えない | 必要なタイミングですぐに計算を実行できる |
| 計算実行中は待っているしかない/他のモデル検討ができない | クラウド計算中に、手元で他のモデルを操作できる |
| スペックが低くて、計算が遅い | 数百CPUのクラスターや複数GPUを使って高速に計算できる |
| スペック増強するのに時間とお金がかかる | 設備増強不要で、すぐに計算時間に応じたコストで計算ができる |
| Ansys HPCライセンスが足りない | Ansys HPCライセンスいらずで、大規模計算できる |
使いたいときに使いたいだけ高速計算
Ansys 製品に統合されたクラウド計算メニュー
大規模CPUクラスターや複数GPU
クラウドインフラの IT メンテナンス不要
利用イメージ

Ansys Cloud Burst Compute の利用は、次の 5 ステップです。
- MODELING&SETTING:手元のAnsys製品にてモデリングと解析設定
- SUBMIT:Ansys製品メニューからクラウドへ計算ジョブ投入
- COMPUTE&MONITOR:エンジニアリング・ポータル・サイトにて計算状況をモニタリング
- DOWNLOAD:計算結果のファイルをデスクトップへダウンロード
- CHECK:手元のAnsys製品でチャートや数値をチェック
※ Ansys Cloud Burst Computeの契約とは別に、プリポスト処理のためのAnsys製品ライセンス(オンプレミス)が別途必要です。
サポートする Ansys 製品
2026年5月現在、以下の製品がAnsys Cloud Burst Computeサポート対象です。なお、2025 R1 以上(製品によっては 2025 R1 SP3 または SP4 以上)が必要です。
- 構造解析:Ansys Mechanical (MAPDL)
- 流体解析:Ansys Fluent
- 電磁界解析:Ansys Electronics Desktop(HFSS, Icepak, Maxwell, Q3D)
- 3D設計:Ansys Discovery
- フォトニクス解析:Ansys Lumerical FDTD
- 照明解析:Ansys Speos
利用可能なクラウド計算環境
※使用できるスペックや最大ノード数、GPU枚数は予告なく変更される可能性があります。
| CPU計算対応製品 | 1ノードのスペック | 最大ノード数 |
|---|---|---|
| 構造解析 Ansys Mechanical |
|
20 |
| 流体解析 Ansys Fluent |
|
20 |
| 電磁界解析 Ansys Electronics |
|
20 |
| 照明解析 Ansys Speos |
|
20 |
| GPU対応製品 | GPU スペック | 台数 |
|---|---|---|
| 3D設計 Ansys Disocovery |
NVIDIA L40S | 1台 |
| フォトニクス解析 Ansys Lumerical FDTD |
NVIDIA L40S NVIDIA A100 NVIDIA H200 |
4台構成、8台構成 8台構成 8台構成 |
消費クレジット例
| 製品 | 1時間当たりのクレジット消費量 ※n:使用するCPUコア数 |
|---|---|
| 構造解析 Ansys Mechanical |
28+int(7×(n-4)^0.57) クレジット/h |
| 流体解析 Ansys Fluent |
28+int(7×(n-4)^0.57) クレジット/h |
| 電磁界解析 Ansys Electronics |
28+int(7×(n-4)^0.57) クレジット/h |
| 照明解析 Ansys Speos |
46+int(7×(n-4)^0.57) クレジット/h |
| 3D設計 Ansys Discovery |
10 クレジット/h (NVIDIA L40S×1) |
| フォトニクス解析 Ansys Lumerical FDTD |
17 クレジット/h (NVIDIA L40S×4) 39 クレジット/h (NVIDIA A100×8) 87 クレジット/h (NVIDIA H200×8) |
クレジットはクラウドでの計算時間にのみ消費されます。データの送受信や計算ジョブ実行待ちの時間では消費されません。
クレジット消費は1秒単位で計算されます。
利用例




デモ動画
YouTubeのAnsysチャンネルで以下のデモが視聴できます。
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
繊維系複合材料の異方性線膨張係数の予測
~マルチスケール解析によりプリント配線基板の解析精度を改善~
-
短時間で設計パラメータを評価。上流設計の最適化を「圧倒的な高速化」へ
設計上流における形状検討をより幅広い設計空間で実施
-
解析専任者だけでなく誰でも解析ができる!設計者のための超高速リアルタイム解析
流体解析を専門作業から設計の武器へ
-
物理状態と統計データの可視化で意思決定の高速化を実現
設計者こそ「データ分析」が必要な理由
-
CAE投資のROI可視化でシミュレーションの利用価値を高める
-
実測 × 解析で基板の熱変形問題を解決!基板反り現象の高精度シミュレーション
~エスペック(株)×サイバネットシステム(株)の連携ソリューション~
-
【全記事】CAEのあるものづくり vol.42
ユーザー様インタビュー記事7件を1冊に集約した保存版
-
誤差との上手なつきあい方 ~流体解析の計算誤差~ (完全保存版)
誤差との上手なつきあい方 前編・後編 を1冊にまとめた保存版 PDF

