CAEを学ぶ
フリーメッシュ(ふりーめっしゅ)
英訳:free mesh
フリーメッシュとは、モデル形状に制約を受けずにメッシュを生成する手法のことです。どのようなモデル形状でも メッシュ分割できます。通常、メッシュの形状に規則性はありません。
フリーメッシュで使用される要素は、ジオメトリの種類により異なります。
サーフェスに対してメッシュ分割する場合は、四角形要素あるいは三角形要素が用いられます。(混在も可能)
ソリッドに対してメッシュ分割する場合は、通常、四面体要素に制限されます。六面体要素と連結する場合は、移行用にピラミッド要素が使用される場合があります。
規則性のないフリーメッシュに対して、規則的なメッシュを作成する方法もあり「マップトメッシュ」と呼ばれます。サーフェスに対してすべて四角形あるいは三角形要素、ソリッドに対してすべて六面体要素を使用するよう指定します。マップトメッシュの場合はモデル形状に制約があります。
サーフェスに対するフリーメッシュとマップトメッシュの例を示します。

ソリッドに対するフリーメッシュとマップトメッシュの例を示します。

六面体要素と四面体要素を連結した例を示します。移行用にピラミッド要素が用いられています。

Ansysにおける取扱い
- Ansysはフリーメッシュのほか、様々なメッシュ作成手法に対応しています。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
剥離・接合強度評価ソリューション ~Ansys Workbench Mechanicalで実施できる剥離解析~
-
レーザー集光の高温レンズ歪みを克服するAnsys連携ソリューション
-
周波数応答解析×自動抽出で干渉チェックを高速化
-
直観的な操作で無線/デジタルフィルタの設計・最適化を支援する〜Ansys Nuhertz FilterSolutions〜
-
流体機器設計の新たな一歩
~Ansys Discoveryで加速する設計改革~
-
筐体の冷却性能を構想設計から見える化 (手戻りを削減できる)
~Ansys Discoveryで始める電気筐体製品の設計改革~
-
若手でもすぐに使えるリアルタイム解析 (勘と経験からの脱却)
~Ansys Discoveryによる30名規模メーカーの設計改革~
-
構想設計ですぐにリアルタイム検証 ~解析専任者ゼロでも使いこなせるAnsys Discovery~
~解析専任者ゼロでも使いこなせるAnsys Discovery~