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カップリング(かっぷりんぐ)
英訳:coupling
カップリングとは、指定した自由度に対して、独立節点(マスター節点)と従属節点(スレーブ節点)に同じ自由度値となる設定のことです。構造解析の場合、独立節点の変位自由度と同じ結果になるように拘束されます。
構造解析以外にも、伝熱解析や電磁場解析などでも利用されます。
例えば、電位自由度をカップリングした場合、独立節点の電位が10Vになったとすると、従属節点の電位も10Vとなります。
カップリングを設定した自由度については、独立節点にのみ自由度拘束を設定できます。
<MPC(多点拘束)との違い>
MPCは独立節点と従属節点の関係性を拘束方程式で規定するのみで、同じ自由度値をとるわけではありません。
構造解析の大変形解析では、カップリングした自由度方向が変形に追従しないため注意が必要です。このようなケースではMPCの利用が適しています。
Ansysにおける取扱い
- AnsysではカップリングをCPと略して表記することがあります。
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