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効果的なCAEデータの管理とアプリケーションポータルの実現 - EKM活用事例

〜使ってみませんか?“Ansys EKM (Engineering Knowledge Manager)”〜

効果的なCAEデータの管理とアプリケーションポータルの実現

CAEのあるものづくり Vol.20|公開日:2014年4月

目次

  1. はじめに
  2. データ管理の必要性
  3. データ管理を実現させる機能
  4. アプリケーションポータルとしての役割
  5. アプリケーションポータルからのアプリケーション実行
  6. CAEの効率的運用のまとめ
  7. おわりに

1.はじめに

図1 CAEの利用で期待する効果とは?実際にCAEを利用して得られた効果とは?(弊社アンケート結果)図1 CAEの利用で期待する効果とは?実際にCAEを利用して得られた効果とは?(弊社アンケート結果)

CAEの使用率が上がるにつれて、CAEのデータ管理やCAEの効率的な運用や標準化に興味をお持ちのお客様が増えてきました。しかし、約2年前に弊社が行ったアンケート結果によると、“技術伝承・ナレッジ共有”は期待どおりの効果が出ていないことが比較的多いようです(図1)。

図2 Ansys EKMの仕組み図2 Ansys EKMの仕組み

データ・プロセスマネジメントツール「Ansys EKM (Engineering Knowledge Manager)」は、Webをベースとしたシミュレーションインターフェースであり、CAEのデータ管理とアプリケーションポータルの機能を備えています(図2)。Ansys EKMを使った効率的なCAE運用について、データ管理とアプリケーションポータルの2つの観点からご紹介いたします。

2.データ管理の必要性

解析業務とは異なり、個人で完結できないことや、急を要していないなどの理由から、データ管理は後回しにされがちな分野です。しかし、データが適切に管理されていない状況では、参考となるデータが見つからない、毎回同じような解析を1から作らなければならないなど、かえって工数増加に繋がりかねません。
解析データを管理できるようになれば、こうした工数の無駄を省く事ができ、エンジニアはより多くの時間を開発や設計に使えるようになります。

Ansys EKMを使ってデータを管理することで、(1)データ保存のルール統一化、(2)データ保存サイクルの確立、(3)解析情報の簡易閲覧、(4)バージョン管理、(5)データの自動削除等、が可能となり、データ検索時間の削減、過去のデータの有効活用が実現できます。

3.データ管理を実現させる機能

(1)データ保存のルール統一化

データ管理を始めるには、まずどの項目をリスト化すれば管理・閲覧しやすいかを考えた上で、ルールを決める必要があります。
Ansys EKMでは、そのルールに基づいて、簡単にデータを管理・閲覧できる環境を構築できます。図3は製品番号や図番、使用ソフト、解析画像をサムネイルで表示している例です…

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