WAONの最新バージョンであるVersion 5.2をリリースしました。
2023年1月31日
周波数応答解析の結果に対して高速フーリエ変換(fast Fourier transform: FFT)を適用し、過渡応答に変換する機能を実装しました。この機能は、ユーザーが指定した時刻における応答を、特定点における過渡データまたは観測面における過渡の分布データとして算出します。これによりWAONの解析結果として、音圧の過渡応答のグラフを表示したり、三次元空間への伝搬の様子を表すアニメーションを表示することができます。
しかしながら所望の時間長や時間幅における過渡データを得るためには、適切な最大周波数と周波数間隔で周波数応答解析を実行するしなければなりません。一般にこのための演算負荷(所要時間と必要メモリ量)は高くなるため、クラウド環境下で動作させるためのWAONライセンス形態も用意しております。詳しくは、別途お問い合わせください。
所望の周波数における所望のエンティティの結果をテキストファイルに出力することができる様になりました(従来は特定の周波数における全エンティティまたは特定のエンティティにおける全周波数の結果のみをサポートしていました)。