WAONの最新バージョンであるVersion 5.01をリリースしました。
2020年10月
点音源を設定した境界要素モデルの解析では、観測点での音圧を計算する際に“境界要素から観測点への寄与”と“点音源の直接音”を足し合わせます。前者の寄与を物体による反射波や回折波を含む散乱波、後者の寄与を音源の直接波と分類することもできます。本機能では、散乱波のみを計算して保存することができます。また、後から直接音を足し合わせて、本来の音場を求めることもできます。
1m四方の面に30度の入射角で球面波が入射する問題
〜本来の音場〜
音源の直接音と壁面の反射音による干渉縞が生じる
〜音源の直接音を含めない音場〜
壁面からの寄与による成分のみ