WAONの特長や機能などをご紹介しています。
従来手法 | 8コア使用の並列処理 |
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WAON | シングルコアのみでの処理 |
解析モデル形状 | ・閉じた形状の内部・外部領域問題 ・開いた形状、または境界の両面が音場となる問題 |
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CAEインターフェース | ANSYS、NASTRAN、ABAQUS 、STL 、PATRANのメッシュデータ I-DEAS、Ensight |
ANSYS、NASTRAN、ABAQUS、STL形式のメッシュデータ | |
CADインターフェース※4 | ・プラグイン :Pro/ENGINEER、SolidWorks、NX、Autodesk Inventorなど ・リーダー :IGES、STEP、Parasolid、ACIS(SAT)など |
メッシング※4 | オートメッシュ(三角形、四角形、または混在)、形状簡略化、サイズコントロール、メッシュ品質チェック機能など |
媒質特性 | 音速・密度の複素定義 |
音源 | 無指向性の点音源: 一定、周波数依存 |
壁面の振動速度: 一定、周波数依存、FEA(有限要素法解析)結果読込 | |
力による加振: 一定、周波数依存 | |
CFDによる二重極音源、四重極音源:CFDの計算結果から作成 ※3 | |
吸音条件 | インピーダンス、インピーダンス比、アドミッタンス、アドミッタンス比の複素数定義、吸音率の定義:一定、周波数依存 |
対称境界条件 | 無限平面の剛体壁をモデル化 |
ソルバー | ・FMBEM ・Conventional BEM(従来手法のBEM) |
各種並列計算機能 ※1 ※2 | |
近似解法 | 有利関数近時を用いたFRF算出時間の高速化 |
連成解析 | 構造−音響連成解析 |
音響-音響連成解析(複数の異なる音響媒質の連成) | |
流体−音響連成解析(片方向) ※3 | |
寄与度解析 | 各要素から観測点音圧への寄与 |
バッチ処理 | コマンドによるバッチ処理 |
結果処理 | コンター表示、ベクトル表示、グラフ表示、テキスト出力、アニメーションなど |
2種類の定式化を選択的に用いることができます。
これにより、様々な形状を持つ問題に対して適切に取り扱う事ができます。
例えば、「開口部を持たないモデルの外部問題」を取り扱う場合、モデルの内部空間が持つ音響固有周波数付近では作成されるマトリックスが特異になり、正しく解を求めることができません(見かけの固有値問題)。
このような問題の場合、WAONではDLFを用いることにより要素の表裏に自由度が設定できるため、内部空間に接する全表面に特性インピーダンスを与えて、その特異性を排除することができます。
事例コーナーでは実際の導入事例をご紹介しています。
また、デモを交えたWAONの紹介セミナーも行っております。WAONの高いパフォーマンスを会場にてぜひご覧ください。