車室内スピーカーの配置による音圧分布を計算した事例です。
この解析モデルの自由度数は48,586もあるため、通常のBEMで解析を行うためには約36GBのメモリを必要とします。結果として、通常のBEMでは非現実的な解析対象となります。
一方、WAONのFMBEMでは、約1.1GBのメモリで済むため大きなマシンリソースを必要せず、非常に自由度の大きな問題に対しても実務に耐えうる音響解析が可能となります。
モデルの自由度数 | 48,586 |
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計算周波数 | 1KHz |
計算時間 | 1.4時間 |
BEMの種類 | 必要メモリ | 計算に必要なPC |
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通常BEM | 36.0GB | 32bit/2GB PCでは計算不可能 |
FMBEM(WAON) | 1.1GB | 32bit Windowsマシンのシングルプロセスで計算可能 |