「SKYSEA Client View Ver.16」では、Webシステムやアプリケーションごとの操作時間を把握し、働き方の見える化を支援。また、電子メール送信時の添付ファイルを自動暗号化し、組織外へ送信する添付ファイルの暗号化し忘れなどを防ぎます。
紛失したPCをリモートで制御、第三者の不正利用を阻止し情報漏洩を防ぐ
テレワークなどで会社貸与のPCを社外に持ち出す場合は、万が一の紛失・盗難への対策が重要です。「紛失端末制御」機能は、紛失・盗難に遭ったPCに対して、画面ロックやデータ削除をリモートで実行でき、PC内のデータを第三者が扱えないようにすることで情報漏洩を防ぎます。また、PCが接続しているWi-Fi機器などを基に、大まかな位置情報を確認することも可能です。なお、紛失したPCがインターネットにアクセスできない環境では本機能を利用できません。
専用のWebサイトでは、紛失したクライアントPCの位置情報も確認できます。地図上で視覚的に把握し、捜索に役立てることができます。※
※PCの位置情報は主に、使用しているWi-Fi機器やIPアドレスを基に取得します。Wi-Fi機器と位置情報が紐づけられたGoogleのデータベースの情報から位置を特定したり、IPアドレスを割り振るプロバイダの所在地情報から推定します。そのほか、携帯電話基地局からの取得も行えるため、SIMカードを利用したモバイル通信を行うPCの位置情報も取得可能です。加えてGPS機能を搭載したPCに限り、GPSを利用した位置情報も取得できます。
紛失したPCには、マルウェアなどが第三者に仕込まれている可能性があり、感染拡大を防ぐためにも発見時にオフラインでPCを調査する必要があります。本機能では、管理機で発行した解除用パスワードをPCに入力することで、オフラインのまま画面ロックを解除することができます。
EDR製品と連携し、マルウェア対策のさらなる強化をサポート
FFRIセキュリティ社製「FFRI yarai」がクライアントPCのマルウェア感染を検知した際、「SKYSEA Client View」がPC上のマルウェアを隔離します。また、検知したマルウェアの情報を基に、ほかのクライアントPCが同じマルウェアに感染していないかを自動で調査し、マルウェアが確認された場合は同様に自動で隔離します。なお、本機能の利用には「EDRプラスパック」オプション、および「EDRプラスパックCloud」オプションが必要です。
検知したマルウェアに関する情報や感染したPCの操作ログは、専用の管理画面からすぐに確認できます。感染原因の調査など、事後の対応にお役立ていただけます。
テレワークでの印刷禁止時にPDFファイルの出力のみ許可
テレワーク環境など組織外で利用するPCでの印刷を禁止する機能を、さらに使いやすく改善。PDFファイルの出力のみ許可することで、印刷物の紛失による情報漏洩リスクを軽減しつつ、より業務に即した運用が行えます。
組織内ネットワークへのVPN接続を強制することで、テレワーク中のPCの安全なインターネット利用をサポートする機能をさらに強化。PCが組織内ネットワークに接続しているかを、SKYSEA Client Viewのサーバー※1との通信確認を通じてチェックし、より確実に通信の安全性が確保できるように支援します。
情報漏洩リスクにつながる印刷操作を、プリンターやユーザー単位で禁止できるアラート機能を拡張。新たにアプリケーション単位でも禁止できるようにしました。業務で多用するMicrosoft Office以外での印刷操作を禁止するなど、組織のセキュリティポリシーに応じてより柔軟に設定いただけます。
アプリケーションやWebシステムごとの操作時間を集計して見える化。それぞれの操作時間を確認することで、どの業務にどれくらいの時間をかけていたかなど、従業員の働き方を把握するための参考情報として活用いただけます。
PCの操作ログが取り込めない勤怠 / 就業管理システムに向けて、操作ログとシステム上の出退勤時刻を基にレポートとして出力するツールをご用意しました。レポートから、PCの使用時間と出退勤時刻との差異を確認することができます。2
※1 本機能は「勤怠情報取り込み」機能<オプション(LT / 500 / ST)>で提供しています。
※2 連携する各メーカー様の勤怠 / 就業管理システムについては、動作環境をご覧ください。
テレワークに欠かせないWeb会議システムを安全に利用し続けるには、常に最新バージョンへ更新し、脆弱性を放置しないことが重要です。Ver.16.2では、クライアントPCごとのWeb会議システムのインストール状況やバージョンを資産情報として収集可能に。未更新のPCを素早く確認できるようにすることで、脆弱性対策の徹底をサポートします。
業務終了時刻をお知らせするメッセージ上で、従業員が当月の累計残業時間を確認できるようにしました。従業員が自身の残業時間を都度把握できるようにし、上限に近づいていないかなど残業に対する意識づけをサポートします。累計残業時間は管理機からも確認が可能です。
組織内で使用しているメールアドレスやドメインを登録しておき、未登録の宛先を含むメールが送信される際に、添付ファイルを自動で暗号化します。組織外へ送信する添付ファイルの暗号化し忘れなどを防ぎます。
※1 本機能をご利用いただくには、「送信メールログ」機能<オプション(Pro / LT / 500)>と、「外付けデバイス&ファイル暗号化」機能<オプション(Ent / Pro / LT / 500 / ST)>が必要です。また、本機能は「Microsoft Outlook」にのみ対応しています。その他のメールクライアントや、「Outlook.com」などのWebメールには対応しておりません。
事前にメールアドレスやドメインを登録しておくことで、未登録の宛先を含むメールが送信される際に添付ファイルを自動で削除できます。組織内のデータをメールで外部に持ち出すといった、情報漏洩リスクが伴う行為を防止することができます。
※2本機能は「Microsoft Outlook」の2003以降のバージョンにのみ対応しています。また「送信メールログ」機能<オプション(Professional Edition / テレワーク Edition / Light Edition / 500 Clients Pack)>として提供いたします。
USBメモリなど各種デバイスの使用制限が行える「デバイス管理」機能で、新たにネットワークドライブの使用制限が可能に。より幅広い機器を対象に書き込み等の操作を禁止でき、社内データの不要な持ち出しを防止します。
ウイルス対策ソフトウェアの動作状況やWindows更新プログラムの適用状況など、PCの状態をまとめて診断し、セキュリティリスクを検出した際にアイコンやメッセージで通知。対処法とともに利用者へ知らせることができます。ウイルス感染や脆弱性の放置につながるPCの状態を素早く把握し、対処につなげることで情報漏洩対策を徹底いただけます。