2018年3月にリリースしたSKYSEA Client View Ver.13では、組織の重要なデータを守るため、情報セキュリティ対策の強化とIT資産の安全な運用管理を支援する各種機能・ソリューションを提供いたします。
クラウド環境の利用やデバイスの多様化など、組織のネットワーク環境の複雑化に伴い、運用管理における管理者の負荷は高まっています。
SKYSEA Client Viewは、組織のネットワーク運用管理をサポートするSDN※1製品と連携※2することで、運用管理のさらなる効率化を支援。またVer.13では、SKYSEA Client Viewのアラート情報をsyslogとして出力。他社製品へ送信して、アラート端末の隔離やアラートの集計・分析などに活用することで、組織の情報漏洩対策強化を支援します。
※1 SDN(Software Defined Network):ソフトウェアによって仮想的なネットワーク環境を作り、管理ツールなどによる操作や事前の設定だけでネットワークを動的に制御する技術。ネットワーク全体を一元管理できるため、あらゆる機器の設定や構成の変更などを柔軟に行うことが可能。※2 連携可能なSDN製品の詳細については、動作環境をご参照ください。SKYSEA Client Viewが収集した各PCの資産情報を、SDN製品へ定期的にアップロード。SDN製品に対するPC情報の登録作業が簡略化され、管理者の手間を軽減します。また、SKYSEA Client Viewが導入されていないPCの、業務用ネットワークへの接続を防止するなど、各PCのアクセス制御が行えます。
SKYSEA Client Viewが検知したアラート情報を、syslogとして出力※1し、それを他社製品で活用することができます。例えば、SDN製品がこのsyslogを受信することで、SKYSEA Client Viewがアラート検知したPCをネットワークから自動で隔離するなどの運用が行えます。
ソフトウェア未導入PCの洗い出しとインストール作業をまとめて簡略化
ソフトウェアの自動配布時に、配布対象として検索グループ※1が選択できるようになりました。「検索グループへの自動振り分け」機能と組み合わせることで、ウイルス対策ソフトウェアなど必須のソフトウェアが導入されていないPCを自動で洗い出し、それらPCが起動した際に、自動でソフトウェアを配布・インストールすることが可能です。
配布対象のソフトウェアをカテゴリ分け、配布作業の手間を軽減
配布対象のソフトウェアを多数登録している場合などに、カテゴリに分けて管理できるようになりました。例えば、各種ドライバーを周辺機器別などにまとめておくことで、必要なときに手早く探してPCに配布でき、配布作業の手間を軽減していただけます。
暗号化ファイルの使用範囲を限定し、データの持ち出しをさらに安全に
「取り扱いファイル暗号化」機能※1を用いて暗号化したファイルを、組織内のPC※2でしか復号できないように設定することができます。暗号化ファイルの使用範囲を限定することで、さらにセキュリティを強化していただけます。
※1 本機能の詳細は、デバイス管理をご覧ください。
Windows 10のアップデート設定を資産情報として収集、状況確認を支援
「半期チャネル」といったWindows 10のアップデート時期に関する設定を、PCごとに資産情報として収集できるようになりました。適切なアップデート設定が行われているかを確認することで、意図しない自動アップデートによるトラブルの回避などにお役立ていただけます。
SKYSEA Client Viewでは、社内ネットワークとの接続が難しい他拠点のWindows端末でも、インターネット経由で資産情報やログの収集が行えます。Ver.13では、同様にMac端末※1の資産情報やログが収集可能に。USBデバイスの管理やセキュリティポリシーの設定を行うこともできます。
※1 対応OSはMac OS X 10.5以降のバージョンとなります。