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Ansys Mechanical 自動化事例 :
Ansys を操作せずに Excel で解析設定、結果のレポートを作成

手動での解析設定/解析実行からExcel への解析報告書のまとめを完全自動化!

こんな方におすすめ

  • 同じような設定を何度も行っており、毎回の設定作業に時間がかかっている
  • 外部モデルを手動で入力する際に操作ミスが発生しやすい
  • 解析報告書を楽に自動で作成したい

Ansys と Excel の連携ツールの概要

「外部モデルを入力して解析する際、操作ミスが発生しやすく、作業に時間がかかっている。」
そんな Ansys ユーザー様の声にお応えして、ユーザーがExcelファイル上でいくつかの簡単な設定を行うだけで、Ansys Workbench及びMechanicalの操作をすべて自動化できるツールをご提供しています。このツールを使用すると、解析の自動化のみならず、なんと解析終了後は解析報告書をExcel に出力するところまでを自動化することが可能です。

今回は使用する入力ファイルと適用する材料名を Excel ファイルで指定します。入力ファイルには解析モデルのメッシュ情報が入っております。このモデルに対し、Excel ファイルで指定した材料が適用されます。処理開始後は、自動でWorkbench が起動し、外部モデルの解析システムが追加されます。この解析システムで、入力ファイルのインポート設定が自動で行われます。インポートの設定後、静的構造解析の解析システムが追加され、Mechanical が起動し、一連の解析の処理が行われます。
解析が完了後、画像および結果の数値が Excel シート上にすべて自動でまとめられます。

Ansys と Excel の連携ツールを使用するメリット

  • 面選択のとりこぼしといった操作ミスを削減できる
  • 解析設定や結果処理の作業工数を削減できる
  • 解析報告書を手動でまとめる工数を削減できる

Ansys と Excel の連携ツールの詳細

ここからはExcel連携による解析自動化ツールの詳細をご紹介します。

1. Excel での解析設定 > 2. Ansys の起動と解析設定/解析実行の自動処理 > 3. 解析報告書をExcel に自動出力する一連の流れについては、下記の動画でもご覧いただけます。

1. Excel での解析設定

解析の設定は、すべてエクセルファイルから行います。まず、Excelファイルを起動し、入力ファイルが保存されているフォルダを選択します。
次に、有限要素情報が記載された入力ファイルの名前と、ボディに割り当てる材料の名前を選択します。
この例では、ボディが2つあるため、2種類の材料を選択します。
Excel への入力が完了したら、「自動処理開始」ボタンをクリックします。

2. Ansys の起動と解析設定/解析実行の自動処理

「自動処理開始」ボタンをクリックすると、Ansys Workbench および Ansys Mechanical が自動で起動し、解析設定及び解析実行が自動で行われます。
今回は材料の配向に対するx y z の3方向の引張特性を評価するため、各方向の摩擦なし支持と変位条件を設定しています。
結果項目には全変形量結果と各方向の変形量、応力、反力結果を設定しています。

3. 解析報告書をExcel に自動出力

解析が完了すると、先ほどのエクセルファイルに自動でシートが追加され、各種画像や結果の数値が自動で出力されます。

今回は、材料が割り当てられたボディの画像と各種結果の数値が、Excel シート上にまとめられています。Excel シートの右側にあるように、グラフも確認可能です。今回は変位量から計算された伸び率に対する各方向の応力がグラフとして表示されております。

このように、Excel とAnsys を連携することで、解析の設定を行う、結果のレポートをまとめるといった操作をExcel上の簡単な操作だけで、Ansys をユーザーが操作することなく行うことが可能です。

お見積無料!Ansys と Excel の連携ツールのご相談はお気軽にお問い合わせください。

Ansys Excel の連携ツールは大変ご好評いただいており、年間20件以上の作成実績がございます。

 

御社にて頻繁に生じる解析設定がございましたら本ツールにより自動化することで、大幅な工数削減が可能です。是非お気軽にお問い合わせください。

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