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【Web配信】音響解析で吸音材の特性が可視化できる――最新ノイズ対策の実践・応用セミナー

事例「イノアックコーポレーション様」から学ぶ―WAON & Ansysによる実践的アプローチ

自動車をはじめとする輸送機器や産業機械の分野では、静粛性や音環境への配慮がますます重要になっています。中でも、吸音材を含むレゾネータ(消音器)を活用した騒音対策は不可欠であり、設計段階からその効果を正確に予測・評価するためには、音響解析を用いたモデル化技術の活用が鍵となります。
 
本セミナーでは、吸音材を含むレゾネータの音響特性を、音響解析によってどのようにモデル化・評価できるかをテーマに、音響解析ツール「WAON」およびAnsysの実用事例をご紹介します。
 
吸音材メーカとしても有名な株式会社イノアックコーポレーション様より、ウレタンなど多孔質材で構成された吸音材を設置した円筒管において、WAONを用いた音響解析によって伝達特性を再現・検証した事例をご紹介いただきます。大規模モデルへの適用、伝達アドミッタンスを用いた薄膜部の透過音解析、さらに音響連成を活用した吸音材のモデル化検討など、実験との比較により高精度かつ現実的な解析手法を解説いただきます。
 
サイバネットシステムから、レゾネータ(ヘルムホルツ共鳴型)を含む音響管モデルを構築し、吸音率を数値実験によって求める方法をAnsysを使った解析事例としてご紹介します。物理試験に依存せず、設計パラメータの調査や吸音原理の理解を効率化する解析アプローチとして、WAONやAnsysで使用できる吸音材および減衰モデルの全体像についてもお伝えします。
 
吸音材の音響特性を的確にモデル化し、設計初期段階からノイズ対策を効率化したい技術者の方に向けた、実践的かつ応用性の高いセミナーです。
 
音響解析や騒音対策に興味のある方はぜひご参加下さい。

セミナーで利用される製品

種類
Ansysウェビナー
受講料
無料
対象者
どなたでもご参加いただけます

日程・お申し込み

参加ご希望の日程をクリックしてください。申し込みフォームが表示されます。

※終了時刻は多少前後する場合がございます。

開催概要

開催会場

本イベントはZoomを用いたWebセミナー形式での開催となります。

定員数

150名

対象

・自動車・自動車部品業界で吸排気系の開発・設計・研究を行っている方​
・排気系や配管・ダクトにおいて騒音対策を検討されている方​
・吸音材の開発や設計、吸音材を用いた製品を開発されている方​
・音響解析を実施されており、吸音材を用いたモデル化の解析精度や解析時間を改善したい方や、これから音響解析の実施を検討されている方

製品

WAON、Ansys Mechanical

解析分野

構造解析・音響解析・CAE活用推進

参加費

無料 (事前登録制)

主催

サイバネットシステム株式会社

※お申し込みが最少開催人数に満たない場合は、中止になる可能性がございます。

アジェンダ

(1)WAONにおける吸音材のモデル化について

株式会社イノアックコーポレーション
自動車事業本部 開発部 性能実験課​
丹下 勝博 様​

騒音低減用アイテムとして、様々な種類の吸音材が、幅広く用いられています。音響解析で、それらの効果を予測するのに、どのようにモデル化するのかが重要な課題です。本講演ではWAONを用いた音響解析により、ウレタン等の多孔質材で構成された吸音材を設置した円筒管の音響伝達特性を評価します。音響加振実験との比較で、シミュレーションの妥当性を検証し、精度を保った解析が可能であることを示します。​

<講演内容>​

・会社概要紹介​
・解析活用事例説明​
 ①大規模モデル音響解析事例​
 ②伝達アドミッタンスを活用した薄膜部透過音解析事例​
 ③音響-音響連成解析を活用した吸音材のモデル化検討​
 ④まとめ​
・ WAONへの要望事項​

(2)音響管モデルを用いた数値実験によるレゾネータの特性評価

サイバネットシステム株式会社
ソリューション開発部技術第3課​
竹川 真弘​

吸音材を含めレゾネータの特性を評価する方法として、音響管を用いた吸音率の測定が一般的ですが、吸音原理の確認や設計パラメータ調査のために多数のサンプルの測定が必要な場合、測定にかかるコストが高くなってしまいます。本講演ではAnsysによる音響解析にて、音響管とヘルムホルツ共鳴型のレゾネータをモデル化した数値計算により吸音率を求める数値実験の方法についてご紹介します。またAnsysやWAONでの音響解析で使用可能な吸音材や減衰・吸音のモデル化手法の全体像についてご紹介します。​

必要なシステム要件

※プログラム/名称などは予告なく変更する場合がございます。

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