セミナー・イベント
【Web配信】ヘルスケア分野におけるデジタルエンジニアリング活用セミナー2022
アンシス・ジャパン㈱と共催の医療業界向けセミナー
近年は全産業分野でDXの適用が注目されています。弊社では特にヘルスケア業界の皆様にデジタルエンジニアリングの価値を提供すべく、昨年8月と12月に「~ヘルスケア業界向け~シミュレーションによる課題解決セミナー」と「~医療機器・医薬品の設計開発・製造プロセスの革新を実現する~ヘルスケア分野におけるデジタルエンジニアリング活用セミナー」をお届けしました。
今回はアンシス・ジャパン㈱と共催で、更に最新情報と最近の動向をお届けするWebセミナーを企画しました。
基調講演として、横浜国立大学大学院環境情報研究院の山田貴博教授に医療分野でシミュレーション技術を活用する上で重要な指標となるASME V&V 40についてお話いただき、さらにASME V&V 40の委員会メンバーでもあるAnsys,Inc.のMarc Horner氏から海外の動向を詳しく講演いただきます。
さらに国内製薬メーカーのシオノギファーマの吉川覚氏からも、企業内でのシミュレーションを用いたデジタルエンジニアリングの実際の活用状況をお聞かせいただきます。最後にサイバネットシステムから、国内のお客様から多くご相談いただくCAEによる事例をご紹介いたします。
本セミナーは以下の4つの講演がございます。
1.医療分野における数値シミュレーション活用の海外動向とV&V(横浜国立大学・山田様)
2. Ensuring Compliance to the ASME V&V 40 Standard Using Ansys Minerva( Ansys,Inc. Marc Horner 様)
3.製薬企業におけるCAEへの取り組み紹介(シオノギファーマ株式会社・吉川様)
4.ヘルスケア産業へのデジタル技術の適用事例(サイバネットシステム)
皆様にとって有益な情報提供の場となれば幸いです。
是非ご参加ください。
2022年10月28日(金)Zoomを用いたWebセミナーにて開催
- 種類
- Ansysウェビナー
- 受講料
- 無料
- 対象者
- 製品の導入をご検討中のお客様
日程・お申し込み
※参加お申し込みは開催日の2営業日前の午前10時に締め切らせていただきます。
開催概要
開催場所 |
本イベントはZoomを用いたWebセミナー形式での開催となります。 |
---|---|
開催日時 |
15:00~17:30 |
定員数 |
150名 |
対象 |
・医療機器、製薬業界に従事されていて、シミュレーションを活用したい方 |
製品 |
・Ansys Mechanical |
解析分野 |
構造解析全般/流体解析全般 |
参加費 |
無料 (事前登録制) |
主催 |
サイバネットシステム株式会社 |
アジェンダ
15:00-15:45
【基調講演】
『医療分野における数値シミュレーション活用の海外動向とV&V』
横浜国立大学 大学院環境情報研究員
教授 山田 貴博 氏
<内容>
工学分野で発展した数値シミュレーションは、医療機器の設計・開発や診断等の臨床技術への展開が期待されています。
本講演では、このような分野の米国や欧州における動向を紹介するとともに、医療分野で特に重要となる数値シミュレーションの信頼性を確保するための標準的な手順であるV&V(Verification and Validation、検証と妥当性確認)の考え方を概説いたします。
15:45-16:15
【特別講演】
『Ensuring Compliance to the ASME V&V 40 Standard Using Ansys Minerva』
Ansys,Inc.
Marc Horner 氏
※本講演は日本語字幕付きです。
<内容>ASME V&V40 規格「医療機器の計算モデルにおける検証と妥当性確認」では、モデルの検証と妥当性確認、および不確実性の定量化のためのリスクベースの枠組みを説明し、社内外の関係者との計算モデル結果の信頼性の高い利用を可能にしています。この規格により、デバイス開発の一環として計算モデリングをより幅広く使用されるようになります。しかし、規格への準拠を証明するためのビジネスプロセスの導入には時間がかかり、一貫性やトレーサビリティが欠けることがあります。また、Ansys では、ASME V&V 40 規格の手順を段階的に案内する Web ベースのテンプレートを開発し,計算モデリングデータのデジタルスレッドを確立しています。このテンプレートは、すべての計算モデル活動が適切に確立され、文書化されていることを保証するのに役立ちます。本講演では、ASME V&V 40規格の概要と、Web プラットフォームとなるAnsys Minervaへの実装について、説明します。
16:15-16:30
休憩
16:30-17:00
『製薬企業におけるCAEへの取り組み紹介』
シオノギファーマ株式会社
生産技術部 技術開発・受託戦略推進室
吉川 覚 氏
<内容>
シオノギファーマは塩野義製薬㈱の生産部門が独立し、塩野義製薬での医薬品製造経験を生かして、医薬品受託製造、治験薬製造や製造条件の開発などをするCDMO(Contract Development and Manufacturing Organization)として2018年に設立されました。お客様から信頼される技術開発型ものづくり企業となることをモットーにハイレベルなサービスの提供を目指しており、その一つのツールとしてCAE技術の導入を推進しています。
現状、医薬品業界においては、先行している自動車、機械業界およびアカデミックにおける研究と比べると後塵を拝しているものの、先発医薬品メーカーを中心に工程改善や、製剤設計の効率化ツールとして各社採用が進んでおり、活用事例は枚挙にいとまがありません。
弊社におけるCAE技術の適用は、医薬品の有効成分を合成する製薬工程では、液体のハンドリングが中心であることから流体解析(CFD)を、粉末混合や打錠、バイアル充填などをおこなう製剤工程では粉体のハンドリングが主であるため離散化要素法(DEM)による粉体解析を主に用いています。包装工程では未だ適用事例はないが、PTP*包装資材など樹脂素材の熱可塑性成形の評価技術も検討されています。
本講演では製薬工程における流体解析に話題を絞り、撹拌槽の解析を医薬品受託事業に適用した事例を、また近年その低い環境負荷から注目されている光反応設備の開発について、ラボスケールから弊社徳島工場に導入された商用設備開発にCAE技術を活用した事例を紹介します。
*PTP: Press Through Pack 錠剤の包装形態の1つ。成形されたプラスチックシートのくぼみに錠剤やカプセルを入れ、アルミシートで挟んで密封するシート状の包装。
17:00-17:30
『ヘルスケア産業へのデジタル技術の適用事例~CAEシミュレーション事例を中心に~』
サイバネットシステム株式会社
<内容>
デジタルエンジニアリングの重要性が叫ばれている昨今において、デジタル技術を活用する流れは全ての製造業分野に影響を与えているといっても過言ではなく、ヘルスケア分野に属する各団体様もデジタル技術を活用した様々な施策へ取り組まれています。
その背景から弊社へ寄せられるご相談事項も多岐に渡り、その中でも特に関心が高い分野があることも事実です。
本講演ではステントや血液ポンプをはじめとした関心の高い解析事例を構造分野/流体分野/粉体分野でピックアップし、ご紹介致します。
必要なシステム要件
プロセッサ |
デュアルコア2Ghz以上(i3/i5/i7またはAMD相当) |
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RAM |
4GB |
サウンド |
音声を聞くためのサウンド機能が必要 |
OS |
macOS XとmacOS 10.9以降 |
ブラウザ |
Windows:IE 11+、 Edge 12+、Firefox 27+、 Chrome 30+ |
インターネット回線 |
ンターネット接続−有線または無線ブロードバンド(3Gまたは4G/LTE) |