セミナー・イベント
【Web配信】シミュレーションを活用した設計・製品製造工程段階における環境負荷低減への取り組み
製品ライフサイクル全体にわたる環境負荷低減の取り組みをシミュレーションを通じて実現
現在、世界中で温暖化による気候変動が引き起こす災害や食料不足などの課題が顕在化しており、これに対処するためには「脱炭素社会」への移行が不可欠です。日本もその一環として、温室効果ガスの排出を最小限にし、残った排出量を吸収や除去によって相殺し、ゼロにする「カーボンニュートラル」が注目を集めています。カーボンニュートラルの実現には、まずCO2排出量やエネルギーフットプリントを定量的に把握する必要がありますが、特にサプライチェーン全体を考慮することは非常に複雑な課題となっています。
本セミナーでは、設計段階でシミュレーションを用いてCO2排出量を確認しながら、材料の選定や品質向上、トレードオフの検討を行います。また、製品や工程の設計段階におけるCO2排出量を事前に検証・管理する手法についてもご紹介し、製品ライフサイクル全体にわたる環境負荷低減の取り組みを、シミュレーションを通じて実現する方法をお伝えします。
環境に配慮した取り組みがますます重要となる中、本セミナーを通じて、CAEを駆使した具体的な手法やツールを学び、カーボンニュートラルの実現への一歩を共に踏み出していただければ幸いです。

- 種類
- Ansysウェビナー
- 受講料
- 無料
- 対象者
- どなたでもご参加いただけます
日程・お申し込み
※終了時刻は多少前後する場合がございます。
開催概要
開催会場 |
本イベントはZoomを用いたWebセミナー形式での開催となります。 |
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定員数 |
150名 |
対象 |
・カーボンニュートラルを実現したいとお考えの製造業の方 |
製品 |
Ansys Discovery Simulation、 Ansys Granta Selector 、Ansys optiSLang |
解析分野 |
3Dモデリング・設計者CAE |
参加費 |
無料 (事前登録制) |
主催 |
サイバネットシステム株式会社 |
共催 |
アンシス・ジャパン株式会社 |
アジェンダ
15:00-15:40
製品開発における多角的評価と持続可能な設計戦略
現代の製品開発においてはコスト、性能、形状、そしてCO2排出量など様々な要求仕様におけるトレードオフのバランスを取り、設計の最適解を導き出すことが必要不可欠となっていますが、それを実現するためには設計の初期段階から多角的な評価が必須です。
本講演では、コストや性能といった従来の要求に加え、CO2排出量を考慮した持続可能な設計の実現方法について、具体的な事例をCase1、Case2に分けてご紹介いたします。
Case1:迅速な複数設計案検討とCO2排出量の見える化
複数のモデル形状作成やそれらシミュレーション結果を素早く算出し、さらにそれら各々のモデルにおけるCO2排出量の確認できることまでをご紹介いたします。
サイバネットシステム株式会社
DXソリューション事業部プラットフォームサービス部デザインソリューション課
水谷 芙由
Case2:環境負荷を含む複数評価指標を勘案した最適解の決定
Case1で得た複数の設計案を複合的指標の観点から最適案を決定するとともに、原材料調達の観点から検討を行った場合にシミュレーションに戻り、仕様検証を行う逆のフローのご紹介をいたします。
サイバネットシステム株式会社
DXソリューション事業部プラットフォームサービス部ALMソリューション課
田崎 倫行
(関連製品: Ansys Discovery Simulation、 Ansys Granta Selector 、Ansys optiSLang )
15:40-16:00
製品/工程設計段階におけるライフサイクルアセスメント(LCA) & 結果活用の紹介
アンシス・ジャパン株式会社
技術部 ACE Global N&ET
リードアプリケーションエンジニア
植田 正輝 様
製品/工程設計段階における複数シナリオを想定したライフサイクルアセスメントの実施ならびにそれらの結果を比較、検討して、製造仕様確定に活用する事例の紹介をいたします。
(関連製品: Ansys Granta Selector)