セミナー・イベント
プリント基板 EMC・ノイズ解析 体験セミナー
〜Ansys SIwaveでSI/PI/EMIを包括的に解析〜
プリント基板 EMC・ノイズ解析 体験セミナーの概要
PCI Express, DDR, SATA, HDMIなどギガビットクラスの高速伝送の回路設計において、シグナル・インテグリティ(SI)や電磁妨害(EMI)を始めとしたノイズ対策、パワー・インテグリティ(PI)を考慮した設計が不可欠です。これらの問題は相互に関係しているため、すべての問題を包括的に解析できるシミュレーションソフトが効果を発揮します。
本セミナーでは SI・PI・EMI を包括的に解析できる Ansys社の電磁界シミュレータ Ansys SIwave を用いて各ノイズ問題の現象確認、シミュレーションを実習形式にてご体験頂けます。
これから解析を始められる方を対象に「高速デジタル基板ノイズの基礎」と題し解析を実行するのに必要なSI,PI,EMIの基本的な考え方をお伝えいたします。
- 種類
- Ansys体験セミナー
- 受講料
- 無料
- 対象者
- 製品の導入をご検討中のお客様
日程・お申し込み
開催概要
開催会場 |
東京会場 |
大阪会場 |
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開催場所 |
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開催時間 |
13:30〜17:00(受付開始 13:00) |
13:30〜17:00(受付開始 13:00) |
定員 |
15名 |
9名 |
対象 |
・プリント基板のノイズの解析を検討されている方 |
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受講料 |
無料(事前登録制) |
アジェンダ
高速デジタル基板ノイズの基礎
・ PCBシステム設計における問題点とノイズの基礎
PCBシステム設計で問題となるノイズは層構成や材料、信号線や電源のインピーダンスと言った様々な要素が複合的に作用しています。
このセッションでは、それらノイズの要因についてシグナル・インテグリティ(SI)電磁放射(EMI)、パワー・インテグリティ(PI)それぞれの分野に分けて解説いたします。
Ansys SIwave 製品紹介
・ Ansys SIwave とは
・ 解析機能の紹介
- DC電流・電圧解析
- プレーン共振
- 周波数スイープ
- SYZパラメータ解析
- 波形解析(アイパターン、タイミング、オーバーシュート、リンギング)
- バイパスコンデンサの最適化
- 近傍電磁界
- 遠方電磁界
Ansys SIwave 製品体験
・ 基本操作
・ 周波数スイープ解析
ICの動作時を想定し、PCB上に配置した励振源の影響で発生する電源プレーンとGNDプレーン間の電位差を確認します。
あらかじめ電位差を抑えることでEMIの対策に有効です。
・ パイパスコンデンサ最適化解析
任意の電源プレーンに対して、接続する各コンデンサが電源プレーンのインピーダンスにどの程度影響するかを数値化して確認します。
影響度が小さいと効果が低いと判断でき、コンデンサの削減検討に有効です。
・ 回路図自動生成機能を活用したパラレルバスの波形解析
任意の信号ラインにIBISモデル、入力パルス等を設定することにより回路シミュレーション(過渡解析)を自動で実行します。
バスラインにランダムパルスを入力し、クロストークを考慮した波形を確認します。
・ 近傍・遠方電磁界解析
ICの動作時を想定し、PCB上に配置した励振源の影響で発生する、遠方の電界強度スペクトラムと近傍の電磁界分布を確認します。
基板設計段階でEMIの対策案を検討することができ、実機検討の工数削減に貢献します。