Ansys の操作環境
メッシング
自動メッシュ生成・接触定義
一般に専門的な知識が必要とされるメッシュ生成を自動で行えます。また、3次元CADから読み込んだアセンブリモデルの接触領域も自動認識します。特に部品点数の多い大規模モデルで威力を発揮します。
アセンブリモデルの自動接触定義 (203 もの接触領域を自動生成) |
大規模モデルの自動メッシュ生成 (要素数:640,000、節点数:1,100,000) |
メッシュコントロール
ヘキサドミナントメッシュ
マルチゾーンメッシュ
必要に応じてメッシュサイズやメッシングの方法をコントロールすることで、より精度の高い結果を得ることができます。
- 物理環境に基づいたメッシュ分割
指定された物理環境タイプを指定して、解析分野により適したメッシュ分割の手法を設定できます。 - 形状簡略化
要素サイズが小さくなるようなフィーチャを除去し、モデルのトポロジーを修正します。 - シェル要素、ビーム要素の作成
- さまざまなメッシュの種類に対応
以下のメッシュを作成できます。- 四面体
- 六面体
- プリズム
- ピラミッド
- スウィープメッシュ
- レイヤーメッシュ
- ヘキサドミナントメッシュ
複雑な形状に、六面体をメインにしたメッシュが作成できます - マルチゾーンメッシュ
ブロッキング法を用いて、複雑な形状でも六面体メッシュを作成します。
- サイズコントロール
頂点、辺、面、指定した領域内で要素サイズを指定できます。 - アダプティブメッシュ(H法のみ)
メッシュをより細かくしながら繰り返し計算することで、精度の向上を求めます。
メッシュ変換・チェック機能
- 他社製品で作成した有限要素モデルの変換
Ansys Mechanical APDL(旧Classic)環境はもちろん、NASTRAN、ABAQUS で作成した有限要素モデルをインポートし、Ansys Workbench 用に変換できます。また、Workbench で作成した有限要素モデルをエクスポートすることも可能です。 -
メッシュ指標ツール
Ansys Workbench Mechanicalのツリービューから 「メッシュ」を選択するだけで、メッシュの品質をグラフで表示したり、 問題のある箇所を図で確認することができます。
アスペクト比、ヤコビアン比、平行偏差、コーナー角度等をもとにメッシュの品質チェックが可能です。 -
アセンブリメッシング
閉空間で囲まれた流体領域を自動判別し、流体領域のメッシュを生成可能です。アセンブリパーツの形状修正に時間を取られることなく、流体領域のみ抽出したメッシュを作成することができます。