CAEを学ぶ
残留磁束密度(ざんりゅうじそくみつど)
英訳:Residual magnetic flux density】
残留磁束密度(Br)とは、強磁性体を磁化し続け、飽和磁束密度(飽和磁化)まで達した後に、電流を弱め磁場を0にした状態における磁性体の磁束密度のことです。残留磁化あるいは残留磁気とも呼びます。英語ではRemanenceと言います。保磁力(HC)と共に、永久磁石を評価するための指標の1つです。永久磁石の場合、残留磁束密度が高ければ、すなわち強力ということになります。しかし、残留磁束密度が高いからといって、表面磁束密度(磁石を製品として加工した際にその表面から出る磁束密度)も必ずしも高いわけではなく、磁石の形状や測定条件などによって変わります。
単位はSI単位系ではガウス(G)、CGS単位系ではテスラ(T)となります。TをGに換算すると、0.1mT=1Gとなります。
ちなみに自然界には岩石に地磁気による残留磁化があり、それを計測することで岩石ができた時代を推測することが可能です。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
剥離・接合強度評価ソリューション ~Ansys Workbench Mechanicalで実施できる剥離解析~
-
レーザー集光の高温レンズ歪みを克服するAnsys連携ソリューション
-
周波数応答解析×自動抽出で干渉チェックを高速化
-
直観的な操作で無線/デジタルフィルタの設計・最適化を支援する〜Ansys Nuhertz FilterSolutions〜
-
流体機器設計の新たな一歩
~Ansys Discoveryで加速する設計改革~
-
筐体の冷却性能を構想設計から見える化 (手戻りを削減できる)
~Ansys Discoveryで始める電気筐体製品の設計改革~
-
若手でもすぐに使えるリアルタイム解析 (勘と経験からの脱却)
~Ansys Discoveryによる30名規模メーカーの設計改革~
-
構想設計ですぐにリアルタイム検証 ~解析専任者ゼロでも使いこなせるAnsys Discovery~
~解析専任者ゼロでも使いこなせるAnsys Discovery~