CAEを学ぶ
要素解(ようそかい)
英訳:element result
要素解とは、自由度解より算出される二次解(応力など)です。
二次解は、各要素内に存在する「積分点」と呼ばれる点において、自由度解を使用して算出されます。
積分点で算出した二次解の結果値を、形状関数を使用してそれぞれの節点に外挿することもできます。外挿した値を平均化せず、節点で出力したものを要素節点解と呼び、要素解とは区別しています。
平均化を行なわないため、要素節点解は該当する節点を保持する要素の数だけ出力されます。下図では、該当する節点を4つの要素が保持しているため、要素節点解は4つ出力されます。
なお、外挿した値を平均化したものが節点解です。
(「節点解」の項目もご覧ください)

Ansysにおける取扱い
- Ansysは節点解・要素解とも出力できます。
- 積分点の結果を節点に外挿した要素節点解を出力することもできます。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
共振回避だけで終わらせない実レベルの振動解析
~Ansys Mechanicalで実現する高度な製品開発~
-
吸入器内の粒子挙動を可視化する
~薬剤送達効率向上に向けた解析~
-
医薬品バイアルの温度挙動解析
~保管環境の影響把握と品質維持に向けた可視化アプローチ~
-
そのFDTD計算、もっと速くできる!Lumerical+GPUでフォトニクス解析に革命を
-
Ansys TwinAIを用いたFusionモデリングのご紹介
-
構想設計で解析を実行しフロントローディング
~Ansys Discovery Premiumへのアップグレードご提案~
-
振動トラブルを未然に防いで解析を実施するために
~Ansys Mechanical Premiumへのアップグレードご提案~
-
製品の信頼性・寿命向上を実現するために
~Ansys Mechanical Enterpriseへのアップグレードご提案~