CAEを学ぶ
ストレススティフニング(すとれすすてぃふにんぐ)
英訳:stress stiffening
ストレススティフニングとは、面内応力により面外剛性が影響を受ける効果のことです。
微分剛性、または幾何剛性とも呼ばれます。
面内に働く張力が高いほど面外剛性は上昇します。(ギターなどの弦楽器で張力を上げると固有振動数が上がる(=音程が高くなる)ことで一般に知られる現象です)。
逆に面内に圧縮を受けると面外剛性は低下します。これは、圧縮荷重を受けるスチール製橋脚基部の地震振動によるちょうちん座屈などで見られる現象です。
ストレススティフニングでは、上記のような効果を考慮します。

Ansysにおける取扱い
- Ansysでは大変形オプションにストレススティフニング効果が含まれます。 (一部の要素タイプを除く)
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
はんだ濡れ上がり形状予測解析
~Ansys LS-DYNAで電子機器の信頼性向上に貢献~
-
共振回避だけで終わらせない実レベルの振動解析
~Ansys Mechanicalで実現する高度な製品開発~
-
吸入器内の粒子挙動を可視化する
~薬剤送達効率向上に向けた解析~
-
医薬品バイアルの温度挙動解析
~保管環境の影響把握と品質維持に向けた可視化アプローチ~
-
そのFDTD計算、もっと速くできる!Lumerical+GPUでフォトニクス解析に革命を
-
Ansys TwinAIを用いたFusionモデリングのご紹介
-
構想設計で解析を実行しフロントローディング
~Ansys Discovery Premiumへのアップグレードご提案~
-
振動トラブルを未然に防いで解析を実施するために
~Ansys Mechanical Premiumへのアップグレードご提案~