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真ひずみ(しんひずみ)
英訳:true strain
真ひずみとは、一般に非線形解析(大ひずみ解析)で利用されるひずみで、1次元問題では以下のように表されます。


対数の形で表されることから、対数ひずみ( logarithmic strain )とも呼ばれます。
非線形解析で真ひずみを利用するのは、加算性が成り立つと便利なためです。
1次元問題で加算性がどのようになっているかを確認してみます。
まず、公称ひずみ(工学ひずみ)を利用した場合は、以下のようになり加算性が成り立たないことが分かります。

真ひずみ(対数ひずみ)を利用した場合は、以下のようになり加算性が成り立つことが分かります。

一般的に使用される単位
- 無次元量のため単位はありません。
Ansysにおける取扱い
- Ansysでは大変形効果をONとすると、真ひずみで結果が出力されます。
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