CAEを学ぶ
RSM(あーるえすえむ)
英訳:RSM(Reynolds Stress Model)
RSMとは乱流モデルのひとつで、 Reynolds Stress Modelの頭文字をとったものです。レイノルズ応力モデルと訳されます。
RSMはRANSと同じくアンサンブル平均された方程式を解く手法で、乱流の影響はすべて乱流モデルで表現します。
しかし等方性の渦粘性を仮定しないことで、RANSでは表現できない三次元的な流れの解析に適しています。
剥離や再付着流のような圧力輸送が重要な流れや、回転やスワール流れのように過度の歪みのある流れの解析に適しています。(曲管、回転する流路、流入領域の非常に大きい旋回燃焼器、サイクロンなど)

サイクロン内流れ

180度ベンド管流れ(曲率の強い流れ)
Ansysにおける取扱い
- Ansys CFX、Ansys Fluentともに定常解析、非定常解析、二次元解析(準二次元)、三次元解析で使用可能です。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
自己拡張型ステントの展開解析で製品品質を向上させる
~Ansys LS-DYNAによるヘルスケア分野ソリューション~
-
バルーン拡張型ステントの展開解析
~Ansys LS-DYNAによるヘルスケア分野ソリューション~
-
冷間鍛造解析による事前可視化
~Ansys LS-DYNAによるソリューション~
-
切削熱を伴う切削加工解析
~Ansys LS-DYNAによるヘルスケア分野ソリューション~
-
動脈硬化による血管内部の状態可視化
~Ansys LS-DYNAによるヘルスケア分野ソリューション~
-
SDGsとカーボンニュートラル実現へ向けた CFDによる水素バーナの燃焼解析
CFDによる水素バーナの燃焼解析
-
シリコンウェハ汚染予測ソリューション
-
~解析精度向上につながる~ 適切な材料特性の選定・取得ソリューション